2007-10-31

恋空

今日は、同期+αで飲み会in銀座。

起業のお祝い、
仕事のコラボレーションの話、
結婚のお祝い、
消防士との合コン計画、
クッキングパパ&ロペスの近況、
その他諸々、
いつもの気の知れたメンバーでの、
いつものゆる~い話。

心の居場所があることは、
とても幸せなこと。

そんな今日発売になった、
Mr.Childrenの新曲。

「旅立ちの唄」

なんだかとっても、今の心にひびく。

主題歌となっている映画「恋空」も見てみようかな。


怖がらないで
手当たり次第に灯り点けなくても
いつか 一人ぼっちの夜は明けていくよ
転んだ日は はるか遠くに感じていた景色も
起き上がってよく見ると なんか辿り着けそうじゃん
君の大好きだった歌 街に流れる
それは偶然が僕にくれた さりげない贈り物
Ah 旅立ちの唄
さぁ どこへ行こう? また どこかで出会えるね Ah
とりあえず 『さようなら』
自分が誰か分からなくなるとき君に語りかけるよ
でも もし聞こえていたって返事は要らないから・・・
大切なものを失くして また手に入れて
そんな繰り返しのようで その度 新しくて
『もうこれ以上 涙流したり笑いあったりできない』と言ってったって
やっぱり人恋しくて
今が大好きだって躊躇などしないで言える
そんな風に日々を刻んでいこう
どんな場所にいても
Ah はじまりを祝う歌う最後の唄
僕は今手を振るよ Ah
悲しみにさようなら
疲れ果てて足が止まるとき 少しだけ振り返ってよ
手の届かない場所で背中を押してるから
Ah 旅立ちの唄
さぁ どこへ行こう? またどこかで出会えるね Ah
とりあえず 『さようなら』
自分が誰か忘れそうなとき
ぼんやり想い出してよ
ほら 僕の体中 笑顔の君がいるから
背中を押してるから
でも返事はいらないから

<今日の逸品>
分譲地のロゴなど、
全般的にプロデュースを行っている
思い入れのある姫路の会社さんのチラシ。
集客=チラシの黄金率が崩れた現在にあっても、
それでも、折り込まれる住宅業界のチラシ。
それなら、その中でも最大限の効果が発揮できるように・・・と、
右脳をフル回転していく。
また、別の会社さんでも、
チラシデザインの依頼をいただけそうだ。

2007-10-30

南青山を歩く人々

東京では有名な設計士グループの、
ブランディング・プロデュースの打ち合わせで、
今日は朝から南青山のオフィスへ出向く。

そのプロデュース内容は、
マチクリの多くのお付き合い先がテーマとしている、
一般市民の一般的な子育て世代をターゲットにした企画とは、
180度思考回路の異なる、
アッパーな輝いてるオトナに向けた提案・・・。

グラフィックデザイナーを名乗り始めた当初、
土地建物で1億円を超える物件の
チラシやプレゼンボードをデザインしていたときの、
懐かしい思い出がフラッシュバックする。

なんとも、やりがいのある依頼なので、
ぜひとも関わってみたいプロジェクトである。

それにしても、南青山を歩いている人々は、
日本人の多くが漂わせている、
働き蜂、ワーキングプア的な匂いが全くなく、
「趣味の傍らで、時間の余ったときに仕事をすればいいさ」
・・・的な、自由な空気を醸し出している。

同様にオトナの街である銀座とは、
また違ったオトナたちが生息していることに、
新鮮な刺激を受けることができた。

ん~、あの外車を運転している
20代後半らしき金髪の少年は、
何をしている人なのだろう・・・。

人間ウォッチングのし甲斐のある街が、
またひとつリストアップされた。


<今日の逸品>
デザイン作品としては希少価値である、
都内のリノベーションマンションのチラシ。
「ストレスと闘う人にやさしい住まい」
・・・という「今」に訴えかけるコンセプトがポイント。
視界の中にどれだけ木肌が存在するか
・・・というなごみ度の基準「木視率」の概念を知ったのも
このチラシの企画からであった。

2007-10-29

何事にも例外は・・・

浦和の会社さんでの分譲販売研修が終わり、
027氏と軽く夕飯を食べようと、
南浦和駅周辺を散策していた。

美味しそうなラーメン屋が目当てだったが、
なかなかそれらしきコジャレた店が見つからない・・・。

そうか、こっちは裏駅だったのかな?

西口から東口に移動するも、
どっちが表ともとれる微妙な賑やかさ。

そんな中、1件のくたびれた中華屋さん発見!

027氏と目を見合わせ、首をかしげたが、
中を見ると、お客さんがそこそこ入っている。

「まぁ、他にないから、ここにしよう」

ラーメン390円。

しょうが焼き定食(ライス&ラーメン付)600円。

や、安い・・・。

「瓶ビールと、餃子、野菜炒め定食(ラーメン付)を2つください」

う、うまい・・・。

なかなか美味しい野菜炒めにめぐり合ったことがないが、
この野菜炒めは、中華風のダシの風味が効いていて、
かなりイケル部類にグルーピングされた。

ラーメンも、「AlWAYS三丁目~」に出てきそうな
懐かしい醤油ラーメンで、こちらもいい感じ。

餃子も、ジューシーでコクがある。

このつぶれかけの佇まいに、この味。

本日の分譲研修の中では、
「見せ方」の重要性を説明してきばかりだが・・・。

まぁ、何事にも例外はある・・・ということで。


<今日の逸品>
住宅会社としては、異色が2つ重なった「のぼり」。
1つは、ベースに使った白と黒の配色。
1つは、大形の帆型変形のぼり。
セオリーを無視しても、当たるときは当たるものだ。
クライアントさんの勇気の勝利。

2007-10-27

職人魂

鼻がつまり、咳が出はじめた。

来週まで引きずってはマズイので、
午前中、休養とさせてもらう。

午後は、岡山の会社さんの
ロケーションブック表紙デザインを5冊と、
ひょんな流れで引き受けることとなった
牛&豚のキャラをデザインする。

027氏の後輩イラストレーターさんがデザインしてくれた
マチクリのキャラ(マチクリくん)が、
ちょうど今日誕生したところだったので、
専門外ではあるが、
触発されてちょっと新境地を開拓・・・。

※マチクリくんは、リンクの「銀座のマチクリ街づくり日記」に
登場しているので、ぜひご参照を。

途中、日光から伯父が日帰りで来鎌する。
(地元では鎌倉に来ることをこう言う)

伯父は、仏壇や神棚、電灯の笠、
時には日光彫と呼ばれる工芸品もつくる
木製細工の職人だったが、今は道具を置いている。

そんな伯父が、
我が家のキッチンカウンター下に空いた空間に
ピッタリと収まる引き出し収納と、
玄関脇の飾り台をつくってくれるというので、
下見に来てもらったのである。

その腕は宮大工にもひけを取らないほどの
尊敬する仕事ぶりなので、
収納や棚ごときをお願いするのは
心苦しかったのだが、
久しぶりの物づくりとあって、
目を輝かせて寸法を測っている姿を見て、
ボクもなんだか嬉しくなる。

跡を継ぐ人がいないのが、
本当に残念だが、
その物づくりに対する向き合い方は、
グラフィックデザインにおいて、
心に刻んでいきたいと思う。

完成が楽しみだ。


<今日の逸品>
字だけで表現した某コンサル商品のDM。
カラフルで完成度の高い折込チラシが溢れる中で、
1色刷りのシンプルなチラシが目立つように、
このDMも、苦戦していた反応数を押し上げるのに成功する。
この後、赤、黄色、青・・・と、
色を変え、文字を変え、
数度、お世話になることになった。

2007-10-26

地球が燃えている

アメリカ西海岸が燃えている。

山火事で燃え広がった面積は、
東京23区の広さをとっくに超えて、
まだまだ静まる気配がないらしい。

6月に1年遅れの新婚旅行で、
ロスアンゼルスに行った際に、
現地のコーディネイターが教えてくれた
山の麓に建ち並ぶ金持ちや有名人の豪邸は、
跡形も無く真っ黒焦げになってしまったようだ。

日本と違って、湿気が少なく
軽い空気が心地良かったのが印象に残っているが、
その乾燥した環境も、被害を増大させている。

前よりもちょっと身近に感じる分、
テレビの向こうのニュース・・・では、
片付けられなくなってしまった。

数年前、ニューオリンズをハリケーンが襲った。

地域の特性上、貧しい人々が大勢家を失い、
政府のまずい対応も重なって、
避難所はまるでアフリカの難民キャンプのようだったという。

今回、家を失ったのは大部分が富裕層である。

避難する前の自宅で記念撮影をしたり、
随時、映像を確認できるように、ビデオカメラをセットしたり、
また避難所には、食べきれないほどの食料や、
もらい放題の衣服、日用品、おもちゃが溢れ、
大道芸人や音楽隊まで、やってくるらしい。

前回の教訓を活かしての対応の変化であれば良いが、
被害を受けたのが金持ちだから?・・・と、
斜めに考えてしまうのは、ボクだけだろうか。

027氏によれば、
今回の山火事は自然災害ではなく、
京都議定書を離脱し、自分勝手に環境を犯し続けたアメリカに
天罰がくだった・・・人災であるとのこと。

そうか、やっぱり神は見てるんだ・・・。

広げよう、チームマイナス6%の輪。


<今日の逸品>
アジアンなインテリア・カラー「ウェンジ」。
この木目テイストをテーマにした商品ロゴのデザインボード。
訳あって採用はかなわなかったが、
個人的には、この「ウェンジ」色のロゴもアリ。
どこかの分譲地でのリベンジを狙う。

2007-10-25

現実の国と夢の国

愛読書?の1つ、『metro min.』の中に、
「校長先生の短いおはなし」・・・というコーナーがある。

読んだ人もいるかと思いますが、
ちょっと心に残ったので、紹介を。

「現実の国と夢の国」

いろいろなことがあるものでね。
もともとはひとつの国だった現実の国と夢の国が
ふたつにわかれていたの。

現実の国の人は「なんかやったってなにも変わらないよ」
と毎日ダラダラと暮らしていたの。

夢の国の人は「やろうと思えばなんでもできるんだけどね」
とやっぱり毎日ダラダラと暮らしていたの。

現実の国の人はバカにしていったの。
「夢の国の奴らはグチばかり」
夢の国の人はケイベツしていったの。
「現実の国の奴らはグチばかり」

そこへ、ひとりの賢者があらわれてね。
たったひとことで仲なおりさせて、
ふたつの国をひとつにしてしまったの。

その言葉というのはね、
「夢はいつか現実になる」
その賢者の名前は「行動力」だったそうなの。

「ねがう人はたくさんいて、やる人は少ない」 by校長

・・・8月に027氏と独立してからよく思うこと。

迷ったり、悩んだりしたら、
とりあえず動いてみること。

その結果が良くても、悪くても、
答えが出ずにモヤモヤしているよりは、
ずっとずっと前向きになれる。

今年も、残り2ヶ月。
行動力≒前向き力≒プラス思考力でいこう。


<今日の逸品>
熊本の分譲地、新商品発表のチラシ。
写真の隣り、5つのブロックに分かれたコンテンツの色分けに
何時間、何十通りというパターンを試した力作。
最終的に「紺、朱、黄、橙、萌黄」の色におさまったのは、
もう、理由や理屈を超えた感覚の世界・・・。
集客とは別の要素で苦戦した分譲地で、
思い出の作品のひとつ。

2007-10-24

噴火へのカウントダウン

和歌山の大型分譲地・・・。

半年前の分譲地の視察に始まり、
コンセプトのリメイク、ロゴデザイン、
設え、看板デザイン、
チラシ、アプローチブック、
ロケーションブック作成、
営業シナリオ検討、
全体研修、オープンボードによる追客・・・と、
ほぼフルパッケージでご協力させていただいた
分譲火山(←商品名)も佳境を迎えた。

ずっと、関わってきただけに思い入れも強く、
何とか契約がドカンと爆発することを祈ってきたが、
なかなか数字に繋がらず、苦しい日々が続いていた。

今日の午前中の営業ミーティングと、
午後の戦略ミーティング。

10月に目標まであと一歩の数字が上がったことで、
ようやくマグマも火口近くまで上昇してきた感じた。

1週間に1回、営業部全体で振り返りの
時間を持つ仕組みができた。

ご紹介したツールを積極的に
使っているメンバーが結果を出し始めた。

基本に立ち返って、
質問をし合う空気が出来上がってきた。

成功にまではあと一歩だが、
成功を予感させる事例は
いっぱい挙がるようになってきた。

1ヵ月後の、ちょうど11月度が締まる日に、
今回のプロジェクトも最終回を迎える。

この日が新たなスタートの日となるためにも、
まずは、結果を出すこと。

スポン・・・の積み重ねが、
ドカン・・・への引き金になると信じて。

<今日の逸品>
ホームページの達人プロデュース・・・
の住宅会社のトップページ。
購買心理に基づいた
「営業シナリオ」のエッセンスが、
ここにも凝縮している。
デザインの視点からは、ホワイトベースの中の、
ムダをそぎ落としたシンプルさがポイント。

2007-10-22

電波砂漠

マチクリのアイテムとして、
「イー・モバイル」のPC通信カードがある。

今年サービスが開始されたものだが、
すでに首都圏や関西圏、その他地方の主要都市では、
電波が届いている。

1分1秒をムダにしないマチクリとしては、
その通信速度の速さが魅力である。

大きなファイルが添付されたメールの送受信や、
WEBでの調べ物などにも、
ストレスを感じることなく、とても快適に動く。

しかし、現在の行動範囲の中で、
電波のやってきていない地域もある。

宮城県古川、山口県宇部、
そして今日出張で訪問していた岡山県岡山。

デニーズや、サミットの出店地域で、
その街の文化レベルを図れ、
高速道路網の整備状況で、
地元政治家の力の大きさがわかる・・・という話もあるが、
このイーモバイルの電波到達状況で、
モバイルPCの普及率、
もしくは出張ビジネスマンの多い少ない・・・を図れそうだ。

今後の、電波の行方に注目したいが、
週に1度くらいは、電波に縛られない浦島太郎な日も悪くない。

そういう傍から、松坂登板の最終戦を
携帯でチェックしている・・・ボクがいる。


<今日の逸品>
コンサル商品のDMに、
ボチボチ登場するガイコクジン。
商品の内容とは全く関係ないが、
A3サイズの大型DMとしての
インパクトを狙っている。
不思議なことに契約率も悪くない。
「バカにしているのか!!!」
・・・とのクレーム1件を除いては。

2007-10-21

極楽という世界

今日は、祖母の13回忌で藤沢の永勝寺へ。
一番近い身内だけ12人が集まって、
祖母と心を通わす。

7回忌から6年経って、
お世話になっていた住職も亡くなり、
次の住職へ引き継がれていた。

その、新しい住職。

太っているだけあって、
声に張りがあり、
なかなか良いお経をあげる。

途中、2度ほど、
どこまで読んでいるのかわからなくなり、
立ち止まる場面には苦笑したが・・・。

まぁ、若いので、修行の途中ということで、
これからの成長に期待しよう。

一通りお経が終わった後で、
10分ほど、説法をしてくれた。

題材は、
「祖母の暮らす極楽とはどんなところか?」
・・・というもの。

要約すると、
・ずっと西の果ての700もの神の国を超えた先にある。
・国を支配しているのは阿弥陀様。
・周りは柵と堀でガードされ、悪い外敵をシャットアウトしている。
・7つの湖があり、何にでも効く神水で満たされている。
・そのほとりに宝石できた神殿が建ち並び、人々はそこで暮らしている。
・世界で一番美しい声で鳴く双頭の鳥が飛び交っている。
・心をなごます美しい音楽が1日中空から聞こえている。
・朝と夕に近隣の国へお供物を運ぶのが、極楽に住む人の仕事。
・一番の楽しみは、阿弥陀様のお話を聞くこと。

ちょっと退屈そうな世界ではあるが、
名前の通り、この世、あの世を含めた中で、
一番楽しい国なのだそうだ。

その後、清清しい気持ちで、
墓参りをして、
「御代川」で食事をとって、
従兄弟の子供たちと遊んで、
家路につく。

充実した良い1日だった。

南無阿弥陀仏・・・。

南無阿弥陀仏・・・。


<今日の逸品>
栃木県の分譲地、
販売センター横に掲示される看板デザイン。
コンセプトから作り直し、リメイクを行ったため、
提案するものはことごとく採用いただき、
現在も順調に販売が進んでいるとのこと。
楳図かずお氏のシマシマハウスほどではないが、
派手目な配色とデザインが、よく目立つ。

2007-10-20

裸足で感じる温もり

朝、早起きをして、
用事のある妻を大船駅まで車で送り、
その後、2時間掃除をする。

まだ登りきらないやわらかい朝日の中、
雨上がりのベランダに残る雫を拭き取り、
布団と洗濯モノを干し、
エアスプレーの風圧で埃を吹き飛ばし、
掃除機で床のゴミを吸い込む。

庭に散らかった落ち葉を集め、
車の窓ガラスを拭き、
自転車のタイヤに空気を入れる。

一通り掃除の終わった後、
朝日を受けて少し温もったフロアを
裸足で歩くのはとても気持ちがいい。

昨日、027氏から聞いたところによると、
家の中をキレイに片付けておくと、
風水的には「良い気」が流れるのだそうだ。

背中に気を感じながら、
今日もデザイン、デザイン、デザイン。


<今日の逸品>
これまで支援してきた分譲地の中では、
おそらく一番アッパーな物件の現地看板。
戸建分譲では珍しい濃紫カラーがポイント。
残念ながら、看板としては実現できなかったため、
ブログ看板としてここに掲示。
マスキングされていますが、
興味がある方はぜひご検討を。
ちなみにこちらは、
アッパーな中ではお手軽な物件で、
1億円でお釣りがきます・・・。

2007-10-18

カリカリベーコンのカルボナーラ

今日は大阪からの朝イチ移動で、
宇部の会社さんの分譲販売研修へ。

こちらにお邪魔すると、
いつも常務さんに、
新山口駅or山口宇部空港へ迎えに来ていただき、
昼ごはんをご馳走になり、
帰りの飛行機の時間までに、
また夕食をご馳走になる・・・。

本当に申し訳ないくらいに、
お世話になりっ放しである。

成果として数字に繋がるように、
仕組みとして会社に根付いていくように、
最大限ご協力させていただくことが、
お返しになると信じて、頑張っていこう。

そんな太陽の陽射しが、
東京の2倍は感じる宇部で、
昼食にパスタをいただいた。

サンデーサン系列の
イタリアンレストラン。

定番のカリカリベーコンのカルボナーラと、
ピザ・マルゲリータ、
それにドリンクバー。

サンデーサンのイメージからは想像できない
本格的でお手頃なイタリアンテイスト。

驚いたのは、
味よりも、何よりも、
その女性客の数。

ちょうど昼時ではあったが、
ほぼ全ての席が埋まっており、
その9割が幅広い年代の、
女の子、女性、おばさん・・・。

スーツ姿の3人は、
少し(かなり?)浮いていたかもしれない。

女性を集めることができれば、
そこには必然と男性も集まるのが常。

分譲住宅のマーケティングにおいても、
奥さん、お母さんの視点が重要な時代だが、
外食にしても、カーディーラーにしても、小売業にしても、
男性差別という言葉が登場してもおかしくないくらに、
女性がカギを握っている。

このイタリアンでは、
女性の心をつかむために、
デザートバイキングを行っていたり、
厨房がオープンになっていたり、
小物にこだわっていたり・・・と、
いろいろな工夫がなされていた。

ちょっとデザインのヒントをいただいた
有意義なランチであった。


<今日の逸品>
これまでご支援させていただいた中で最北端の地、
北海道の分譲地の雑誌広告。
中立的なデータを掲示することにより、
子育ての重要性をアピールし、
裏では、うちの分譲地は子育てに最適ですよ~と、
大きな叫ぶ声が聞こえる。
「教職員が自分の子供を育てるためにこの街を選んだ」
・・・のくだりは、さすがG氏。
納得度3倍増しといったトコロ。

2007-10-17

プラスの連鎖

春から取り組んできた
和歌山の分譲地販売支援。

やってきたことに間違いはないと確信しているが、
メンバーの頑張りがなかなか数字として現れず、
ずっと気に掛けてきた。

本日の営業ミーティング。

ようやく、軌道に乗る兆しが見えてきた。

契約が上がりはじめた。
新たに取り入れた「ツール」が効果を発揮してきた。
オープンボードによる追客管理が、プラスに作用してきた。
そして何より、各メンバーに笑顔が戻った。

もう少し。

各人がもう少しだけ頑張れば、
掲げた目標に到達し、
さらに次へ次へと良いサイクルが回り出すはず。

もう少し。

いつもより早めに梅田のホテルに戻り、
議事録やら明日からの準備をしていると、
ちゃぷん(ボクのメール着信音)・・・と、
一通のメールが来た。

ずっと気に掛けていた、
音信不通だったパートナーからの返信。

こちらも、足踏み状態から、
一歩前へと踏み出せそうだ。

いいことは連鎖するって、本当だ。

まだまだ、続いてくれ~!


<今日の逸品>
またまた、ロケーションブックの表紙。
オーソドックスなのは「○○Walker」だが、
こちらの物件では、各ポイントへ歩いていくことができず、
自転車がかかせないことを逆手にとって、
「Rider」と名付け、自転車生活の楽しさをアピール。
この分譲地に住む人たちが
「大門ライダー」と呼ばれる日を夢見て・・・。
by S産業さん

2007-10-15

銀座の中心でホチキスを止める

印刷をして、
パンチで穴を空けて、
ホチキスで止める。

印刷をして、
パンチで穴を空けて、
ホチキスで止める。

印刷をして・・・。

明日からの研修4連チャンに向けて、
今日は、銀座オフィスにて訪問準備祭り。

デザイン業務の合間の、
この頭を使わない雑務も嫌いじゃない。

音楽を聴きながら、
物思いにふけりながら、
銀座の人並みを眺めながら・・・。

そうしているうちに、
ポッと、空からデザインアイデアが降ってくることもある。

なにも、銀座のど真ん中で、
わざわざ雑務をしなくても・・・とも思うが、
それはそれは、いい感じである。

リフレッシュ完了。

今日は徹夜になりませんように・・・。

<今日の逸品>
某営業チームロゴのデザインイメージボード。
お客様に喰らいつき、引き上げる意味から
「サルベージ」と名づけられたチーム。
依頼を受けるまでは、サルベージの存在を知らなかったので、
ネットや雑誌、本などで、かなりの時間調査する。
デザインに取り掛かるまでの時間としては、
過去最長だったかもしれない。

2007-10-14

大船、横浜、みなとみらい

久しぶりに街を歩いた日曜日。

大船駅北口、
相鉄のホテル参入第1号店の工事が
急ピッチで進んでいる。

11月にオープン予定らしいが、
名前は「フレッサイン鎌倉大船」。

JRが経営する先輩のホテルメッツも、
「ホテルメッツかまくら大船」。

やっぱり、「鎌倉」のブランド力は、
外せないらしい・・・。

横浜駅西口、
有名なナンパ橋が拡張され、
幅が2倍になっていた。

これで、ナンパの成功率も2倍に・・・。

日本の少子化ストップに、
なかなか効果的な策ではないだろうか?
やるじゃん!横浜市。

横浜駅東口、
そごう横のベイクオーターのアクタスへ。

昨年からずっと探している間接照明を物色しに行くが、
今日も、一目惚れの相手にはめぐり会えず。

日がおちて、みなとみらい側に目を移すと、
ナイター照明輝くマリノス練習場で、
子供たちがサッカーの試合をしていた。

日産の本社が銀座から移転してくる数年後には、
名実共に日産のお膝元・・・となっているのだろう。

みなとみらいに居ると、
良くも悪くもバブルな雰囲気にトリップして、
何でもできるような、
恐れるものなんて何もないような、
永遠に成長し続けられるような、
・・・そんな変な感覚が芽生えてくる。

落ち込んでいるときに、
復活するには良い場所だ。

また、街を歩こう。

<今日の逸品>
「フラット35」取扱店の
店舗入口に貼るステッカー。
・・・の、採用されなかったほう。
目に飛び込むオレンジと、
浮かび上がる35と、
上下の白黒のアクセント・・・。
個人的には、こちらがイチオシ。
採用されたほうは、
取扱店の店頭でご確認を。

2007-10-13

オレンジデイズ

目が覚めたら、11時。

ん~、3時間、寝坊した。

過去にも寝坊したことがあるが、
それは、いつも自宅でのデザイン予備日。

クライアントさんにお邪魔する日、
デザインの納期が迫っている日には、
前日にどんなに忙しくても、
アルコールが入っても、
必ず目が覚める。

寝ていても、
次の日の意識だけはしっかり持っていることには、
我ながら、関心する。

・・・とは言え、いつも寝坊は、
身体が限界に近づいているサインでもある。

気をつけよう。

  僅かだって明かりが心に灯るなら、
  大切にしなきゃと僕らは誓った。
  めぐり逢ったすべてのものから送られるサイン。
  もう何ひとつ見逃さない・・・
  そうやって暮らしてゆこう

ちょっと頭に浮かんだので、
「I Love U」より「Sign」でした。


<今日の逸品>
三角形に折って、接客テーブルの脇に。
「今月のコーヒーは、店長イチオシ、
 ネスカフェのキリマンジャロです!」
「健康メニューって何ですか?」
「十六茶です」
お客様の警戒心を解くための仕掛けのひとつ。
SターBックスに似ているロゴも、
お客様との会話のネタに。

2007-10-11

肩書きの居心地

昨日の夜は、湘南高校時代の同級生で、
広告会社で働いている友人と、
懐かしい藤沢のいつもの店でお酒を飲んだ。

5年ぶり、いや6年になるだろうか。

急に飲むことになった理由は、
重すぎてここには書けないが、
結果的に、このタイミングで話ができて
良かったと思う。

きちんと整理ができたら、
また報告の機会を持つとして、
そんな中で、ここ数年のボクの仕事のことや、
8月に独立したことなどをいろいろ話して、
最後に自分でデザインした名刺を渡した。

彼女は、ボクの肩書「グラフィックデザイナー」に驚いたようだった。

一般的に「グラフィックデザイナー」というと、
何だか横文字で、デザイナーって付いてるし、
かっこいい職種のように解釈してくれるので、
ボクにとっては好都合なのだが、
広告会社やデザイン会社の中で生きる人たちにとって、
それは「下っ端」を意味する。

美術大学やデザイン専門学校上がりの新人が、
先輩のデザインしたラフや下書き、骨子を、
MACを使って体裁を整える、
いわゆる「MACオペレーター」が、
対外的に「グラフィックデザイナー」と名乗っている。

そこには、自分の「アイデア」や「個性」の入る余地はない・・・。

名前の通り、「グラフィック」を「デザイン」する張本人は、
「チーフデザイナー」や「アートディレクター」、
「クリエイティブディレクター」等といった肩書きを持つようになる。

広告業界に生きる彼女にとっても、
ボクのしている仕事と、
肩書きが結びつかなかったようだ。

でも、ボクはこの肩書きが一番好きだし、
一番居心地がいい。

グラフィックデザイナ-。

子供のころに何になりたい?と聞かれると、
いつもそう答えていた。

下っ端と捉えられるなら、
それはそれで好都合だ。

越後のちりめん問屋の隠居・・・と名乗って、
実は、副将軍水戸黄門であるように・・・。

ちょっと違うかな。


<今日の逸品>
殺風景なコンテナの販売事務所を、
気の利いたインフォメーションセンターに変身させる
壁面掲載用のイメージ看板。
ここに登場している通称「久保田くんファミリー」は、
マチクリのデザインのみならず、
日本全国、あちこちのさまざまな広告物で見掛けることができる有名家族。
これからもお世話になります・・・。

2007-10-10

祖父、復活の巻

敬老の日のブログで、
91歳の祖父が、調子を崩して
元気が無くなっていることを書いたが、
1ヶ月にして、復活した。

食事もロクにノドを通らず、
外出もせず、いつも布団に横になってテレビを見てばかりで、
声も小さくなってしまった祖父は、
先週、母に連れられて胃の検査を行った。


胃カメラを飲んで、身体中のスミからスミまで検査した結果、
先生からは・・・

「どこも何とも無いですね、いたって健康体です!」
・・・の言葉。

どうやら、最近は眠れないことを気にして
いつも以上に睡眠薬やら、
その他諸々の薬を飲んでいたため、
頭の中がもうろうとした状態が
続いていただけのようだった。

薬の量を減らしたら、
元の声、元の体調、元の笑顔が戻った。

それからというもの、
自転車がパンクしたと言えば、
張り切ってパンク修理をし、
父が家の外回りの片付けをすれば、
一緒になって動き回り、
昨日は、母が栃木県日光市の実家に行くのに、
暇だからと一緒についていってしまった・・・。

人というものは、
何でもマイナスに考えてると、
負のサイクルが回りだし、
プラスに考えれば、
どんなことでも好転するんだ。

この勢いで、
まずは、
鎌倉市最高齢・・・あたりを狙ってほしい。

いや~、ホントに良かった、良かった。


<今日の逸品>
027氏の話す事例の中によく登場する
200組を超える過去最高の集客を集めたチラシ。
「愛する人と~」のコピー以外には、
特にこれといった仕掛けはない。
ホントに折込チラシの結果だけは、
蓋を開けてみないとわからないものである。

2007-10-08

空気を読むということ

金曜日のヤクルト対横浜戦。

それは、西武時代の活躍のほうが
印象深い鈴木健の引退試合。

大歓声のヤクルトファンの前で、
普通に取れるファールフライを
わざと見逃すサード村田。

敵ながらヤクルト側のスタンドから
大きな拍手が沸きあがった。

土曜日の広島対横浜戦。

大量リードの9回に登板したのは、
引退登板の佐々岡。

真っ赤に染まったスタンドは、
最後の佐々岡の勇姿を温かく見守っていた。

バッターはまたもや村田。

試合前に、佐々岡から
「真剣勝負で!」と声を掛けられ、
ホームランか三振か・・・しか頭になかった彼は、
1-3からの高めのストレートを
強振してホームラン。

引退登板では、
わざと三振をするのがお決まりの儀式。

村田は泣きながらベースを回って、
試合終了後、グランドでファンに挨拶をしている佐々岡に
頭を下げに言ったという。

「ありがとう」と村田の肩をたたいた佐々岡もさすがだが、
2日続けて、空気を読んだ村田には感動する。

空気の読めない人のことを、「KY」というらしいが、
“KY晋三くん”だったら、間違いなくファールフライをキャッチして、
お決まりのふ抜けた三振をしていただろう。

時には勝負を無視して、
時には勝負を優先する。

そんな風に臨機応変な行動ができるよう、
空気の先の先を読んで動いていきたい。


<今日の逸品>
泣く子もだまるK小隊の小隊旗。
攻略不可能と誰もが目を背ける戦場にも、
気づけば、この旗がはためいている。
この小隊旗をきっかけに、
チームやプロジェクト、係の
モチベーションを上げるために
ロゴやバッジをつくるのが流行する。

2007-10-07

秋の海

昔から、海水浴客の歓声が消える、
秋の海が好きだった。

タイヨウが沈みかけ、
潮風がキリッと表情を変える17時、
右に江ノ島を見ながら、
鎌倉方面へ車を走らせると、
左側に続く、オーシャンビューのレストランには、
せつない明かりがポツポツとともり、
波を見つめるカップルが、
何か微笑んで話をしているシルエット・・・。

なぜだろう?

淋しがりの自分のはずなのに、
この秋の風景と時間と空気が、
とっても恋しくなる瞬間がある。

勘の鋭い助手席の妻が尋ねる。

「このレストラン、来たことあるんだ~」

「誰と来たの?」

「・・・」

秋は、ボクの中で一番思い出の詰まった季節。

いろいろなスタートがあり、いろいろなジエンドがあり、
ハプニングがあり、アクシデントがあり、
ハッピーがあり・・・。

こうしてデザインの仕事をしているのも、
鎌倉の、秋の、夕暮れの、
レストランでの、○○の一言がきっかけだった。

過去の全ての経験が、
今のボクの道をつくっている。

だから、無駄だった経験や、
無駄だった出逢いはひとつもない。

・・・そのことを確認できて、
明日からの勇気が沸いてくる秋。

そうか、だから好きなんだ。

<今日の逸品>
過去のご支援の中で最北端の分譲地。
北海道江別市にはためく
オレンジとグリーンのノボリの中で、
小学校の時に習っていた
書道の筆をマウスに持ち替えて、
子供と木々を表現した筆絵文字風のロゴが
子育ての街への来訪者を歓迎する。

2007-10-06

尊敬する人

デザイナー、ミュージシャン、
政治家、社長、先輩、友人・・・と、
ボクの中で尊敬する人はたくさんいるが、
ナイナイの岡村もその一人である。

それは、もう5年以上前になるが、
めちゃイケのスペシャルか何かで、
岡村が劇団四季のメンバーの一員として、
ライオンキングのハイエナのダンサー役で出演することになり、
その練習風景から挫折、復活、本番での活躍を
ドキュメンタリー風に紹介する番組だった。

お笑い芸人だから、
プロの劇団員と全く同じに出来なくても、
笑いが取れればそれでいい・・・という考えは微塵もなく、
他のダンサーと同じく、もしくはそれ以上を目指して、
通常の番組撮影の合間に懸命に努力し、
しかも練習で一度も成功できなかったジャンプを
本番でこなしてしまう勝負強さ。

やり遂げた後は、そこはお笑い芸人。

シンバにしか登ることを許されない崖の上に駆け上がり、
お決まりの雄叫びでフィニッシュ。

専門外のことだとしても、120%の力で結果を出し、
そんなアウェーの状況でも、
自分の専門を忘れずに披露する余裕・・・。

見習っていきたい。

今日、何気なくTVを付けると、
その同じ番組内で、
今度はエグザイルのメンバーの一員として、
4万人の観客を前にして、
堂々とダンスを踊る岡村の姿。

30代後半にして、このバイタリティ。

お笑い番組を見て、
ちょっと感動してしまった自分。

生涯チャレンジ、
生涯青春で頑張っていこう。

<今日の逸品>
よくあるデザインの依頼のひとつが、
このようなパワーポイントの表紙とテンプレート。
提案書やプランシート、
方針発表会から成果発表会、
見積書、セミナー、レジュメなど、
表紙とテンプレートと、
さらに中表紙まで作れば、
あとはデザインセンスを
あまり持ち得ていない方が
中身をレイアウトしても、
そこそこ完成度が高くなる・・・
ように見える魔法の道具である。

2007-10-05

朝もやの中のキス

ここのところ、
「分譲販売研修」のアシスタントで
クライアントへお邪魔しているとき以外は、
いつも、雑誌の表紙デザインをしている・・・気がする。

雑誌といっても、営業マンがお客様に「ロケーション」の素晴らしさを
伝えるために考えられた「ロケ本」である。

書店では売っていない。

5社、ほぼ同時にスタートした「分譲研修」のカリキュラムで、
今がちょうど、ロケ本完成に向けてのクライマックスなのだ。

街紹介雑誌の王道「○○Walker」や、
フリーペーパー「○25」、女性雑誌「○ャン○ャン」・・・など、
既存の雑誌にたまたま似てしまったものや、
クライアントさんが考えた独自の雑誌イメージ、
その他バリエーションに富んだ表紙を、
かれこれ、30冊以上はデザインしてきたことにある。

基本的には、表紙のデザインと中面のテンプレートデザイン、
裏表紙のデザインをお手伝いさせていただき、
これをパワーポイントに変換して提出するところまでがボクの役目。

クライアントさんが情報収集した内容を
それぞれレイアウトしてもらって完成となる。

ただ、どうしても30冊30チームにもなると、
目を覆いたく(?)なる「ロケ本」も出現する・・・。

営業マンが自信を持ってお客様に説明できるよう、
それが契約につながり、この営業手法が会社の仕組みとして定着するよう、
そして何より、お客様が何十年もローンを組むような買い物をするにあたって、
その購入プロセスを思いっきり楽しめるように、
今日は1冊の落第ロケ本の中面を、
徹夜でリ・デザインした。

基本的に「徹夜をすることは恥ずかしいこと」
・・・と常々考えているボクだが、
徹夜明けの朝7時、冬の匂いの混じった涼しい風と、
キラキラ輝く朝日を浴びながら、
燃えないゴミをゴミ置き場まで持っていくと、
眼下の川面に、つがいらしいニ羽の白鷺が飛来し、
くちばしとくちばしを重ねている場面に遭遇できた。

採ったエサを分け合っていたのかもしれないが、
そのシルエットはキスをしているようだった。

朝から、なんだかあったかい気分。

いつもプラス思考のボクでした。


<今日の逸品>
本文内で紹介した「ロケ本」のひとつ。
街の持つイメージを、「濃桃」と「エンジ」で表現。
チラシもWEBも、今は家族(子供)のイメージ写真を
登場させることが成功へのカギとなる。

2007-10-03

気温38℃を涼しく過ごす③

今日は岡山への出張。

夕飯は、今マチクリの中でちょっとしたブームになっている
「陳麻家」という坦坦麺とマーボー丼の美味しい店へ。

最初の出逢いは新宿。

街づくリエイター起業に際して、
業務にかかせない「ノートパソコン」を
新宿西口のヨドバシ本店に買いに行った際、
027氏と何気なく入った店が「陳麻家」だった。

まだ8月末の真夏日、
出てきた坦坦麺の辛さに2人、
度肝を抜かれた。

それも、ただ辛いだけの麺ではなく、
しっかりと旨みとコクがスープに溶け込んでいる。

サウナに入った後か、
もしくは42.195kmを走りきった後のように、
頭のてっぺんから汗が溢れ、
身体中が熱くなる。

しかし、食後の杏仁プリンを食べた直後から、
一変して、今まで熱かった空気が涼しく感じられるようになり、
それは、炎天下の店外へ出ても変わらず、
不思議と熱風も冷風に感じるのである。

前回岡山へ出張に訪れた際に、
偶然、夕飯に坦坦麺を食べることになり、
それが新宿の店と同じ店であったことに仰天した。

今日店員に聞いてわかったこと。

この「陳麻家」は、五反田にあった元の店のライセンスを広げていき、
現在では直営とFC合わせて、
全国に100店ほどに拡大しているということ。

ただ、新宿で最初に入った際には、
単独店舗とばっかり思っていたので、
遠く岡山の地に同じ店があったことが、
運命のように感じられた。

027氏が、シナリオセールスの話をするときに、
よく使う事例として「ふり幅理論」というのがある。

同じ100の感動を与えるにも、
その前に-100の絶望を与えておくと、
100の感動も200に感じるというもの。

熱くなったくあとに不思議と涼しく感じるのも、
これと同じ理論だろうか。

・・・違うか。

まぁ、難しいことはさておき、
HPによると銀座にも店があるようなので、
今度、会社帰りに寄ってみよう。

※タイトルの①②は、Link-Listへ・・・


<今日の逸品>
某コンサル会社の商品「VOE」の
ロゴデザインイメージボード。
ロゴを作成する際には、
必ずこのイメージボードを作成しながら
最終的に1つのロゴに絞っていく。
この時は、パンフレットやWEB、
その他ツールでの使い勝手を考え、
最上部、左から2番目のロゴを
数パターン色違いで活用することに決定する。
ロゴデザインは、右脳活用度100%の、
苦しくも楽しいひとときである。

2007-10-01

最期の15秒間

緊急地震速報がスタートした今日10月1日の未明、
神奈川県で震度5の地震が発生した。

未明には、まだシステムが稼動していなかったため、
テレビでの速報は流されなかったが、
システム稼動後であったとしても、
今回の場合は震源地が近く、
速報が間に合わないケースだったらしい。

我が家がある鎌倉市では、震度3だったらしいが、
寝付いてすぐだったため、揺れには全く気が付かず、
朝になって、心の友(?)からの
ありがたい心配メールで、
初めて地震があったことを知った。

これが、東海地震級の衝撃だったら、
間違いなく死んだことにも気づかず
あの世に旅立っていたのだろう・・・。

それを防ぐためには、
1)まず、この「緊急地震速報」を聞き逃さないように、
  常にTVを付けておく。
2)速報をキャッチしてから本揺れが到着するまでの
  10~15秒ほどに、何をするか考えておく。
3)2で考えた行動を、パニック状態でも実行できるように練習しておく。

ん~、それにしても人間って、
たった15秒で何ができるのだろうか。

オフィステーブルの下に隠れる。

助けたい相手に地震が来ることを知らせる。

書き忘れた遺言を書き留める。

ひたすら神に手を合わせる。

・・・。

人の心を揺れ動かすCMなら、
15秒もあれば十分なんだが・・・。


<今日の逸品>
子育てや家族を全面にもってくる
分譲地コンセプトが多い中、
姫路にあるこの分譲地のコンセプトは、
和、伝統、粋、躾・・・。
このデザインイメージで統一された赤と黒のノボリが、
分譲地の両サイドに、隙間なくたなびく様は、
さながら戦国時代の本陣のよう。
お気に入りのロゴの1つである。