2007-10-05

朝もやの中のキス

ここのところ、
「分譲販売研修」のアシスタントで
クライアントへお邪魔しているとき以外は、
いつも、雑誌の表紙デザインをしている・・・気がする。

雑誌といっても、営業マンがお客様に「ロケーション」の素晴らしさを
伝えるために考えられた「ロケ本」である。

書店では売っていない。

5社、ほぼ同時にスタートした「分譲研修」のカリキュラムで、
今がちょうど、ロケ本完成に向けてのクライマックスなのだ。

街紹介雑誌の王道「○○Walker」や、
フリーペーパー「○25」、女性雑誌「○ャン○ャン」・・・など、
既存の雑誌にたまたま似てしまったものや、
クライアントさんが考えた独自の雑誌イメージ、
その他バリエーションに富んだ表紙を、
かれこれ、30冊以上はデザインしてきたことにある。

基本的には、表紙のデザインと中面のテンプレートデザイン、
裏表紙のデザインをお手伝いさせていただき、
これをパワーポイントに変換して提出するところまでがボクの役目。

クライアントさんが情報収集した内容を
それぞれレイアウトしてもらって完成となる。

ただ、どうしても30冊30チームにもなると、
目を覆いたく(?)なる「ロケ本」も出現する・・・。

営業マンが自信を持ってお客様に説明できるよう、
それが契約につながり、この営業手法が会社の仕組みとして定着するよう、
そして何より、お客様が何十年もローンを組むような買い物をするにあたって、
その購入プロセスを思いっきり楽しめるように、
今日は1冊の落第ロケ本の中面を、
徹夜でリ・デザインした。

基本的に「徹夜をすることは恥ずかしいこと」
・・・と常々考えているボクだが、
徹夜明けの朝7時、冬の匂いの混じった涼しい風と、
キラキラ輝く朝日を浴びながら、
燃えないゴミをゴミ置き場まで持っていくと、
眼下の川面に、つがいらしいニ羽の白鷺が飛来し、
くちばしとくちばしを重ねている場面に遭遇できた。

採ったエサを分け合っていたのかもしれないが、
そのシルエットはキスをしているようだった。

朝から、なんだかあったかい気分。

いつもプラス思考のボクでした。


<今日の逸品>
本文内で紹介した「ロケ本」のひとつ。
街の持つイメージを、「濃桃」と「エンジ」で表現。
チラシもWEBも、今は家族(子供)のイメージ写真を
登場させることが成功へのカギとなる。

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