2008-11-30

現代芸術の感じ方

霜月、最後の日。

隣りに完成した分譲地では、
早くも1家族目が引越をしてきて
片付けに精を出している。

ボクが住宅営業だったときも、
年末までに引越をして、
正月は新居でむかえたい
・・・という要望が、
4月の新学期までに
・・・という要望についで
2番目に多かったように
記憶している。

裏手のS田さん宅では、
ここ2年ほど途絶えていた
X'masのイルミネーションの飾付に
家族みんなで精を出している。

前に住む親せきに
春先、子供が産まれたので、
喜んでもらおうとしているようだ。

諸々とご近所さんたちが、
年末に向けての準備に取り掛かる中、
我が家はのんびり家族サービスデー。

昼からは、
3年に1度の現代芸術の祭典、
「横浜トリエンナーレ」を見学しに
横浜の会場へ出向く。

新港埠頭のメイン会場をはじめ、
赤レンガ倉庫、大桟橋、ランドマークタワー・・・など、
横浜に点在する観光スポットが
会場として使用されいるので、
それらを巡るだけでも結構の運動になり、
今日などは空気が澄んでいて、
とてもキモチいい。

映像、グラフィックデザイン、
パフォーマンス、オブジェ、音楽・・・。

“現代芸術”とひとくくりに言っても、
そこには決められた枠は無く、
誰かが何かをアウトプットしたら、
それがもう“現代芸術”であり、
それが“作品”となる。

右脳を大いに刺激され、
考えさせられることも少なくなかった。

いろいろ感じたことを、
ここで説明するのは意味がないと思うが、
ひとつだけ言えること。

・・・それは、
『自己主張しすぎの作品』や
『訴えたいことが露骨にわかる作品』は、
ココロに届きずらい・・・ということ。

これは、
ボクの感想であり、
それぞれの受取り方によっても違うと思うが、
『過ぎたるは及ばざるがごとし』
・・・って感じだろうか。

まとまらなくなってしまったが、
気張らず、誇張せず、
ありのままに、自然体であることが、
作品を生み出す上でも、
人生を歩んでいく上でも、
重要なんだってこと。

一見、遠回りなようでも、
それが一番の近道なんだなぁ。

実践、実践・・・。


<今日の逸枚>
横浜新港埠頭の先端部に鎮座する
荷揚げ用の巨大なガントリークレーン。
トリエンナーレ開催期間中以外は
立ち入り禁止となっている区域なので、
こんな近くで見上げるのは初めて。
“あぶない刑事世代”のボクらは、
横浜の港湾施設や倉庫を見ると、
「タカ~」「ユウジ~」の声が
幻聴のように聞こえてくる。

2008-11-28

人恋しい季節

年末へのカウントダウンが始まる寒さ厳しいこの時期はいつも、
心が人の温もりを探している。

ここのところ毎年、
3~4つの忘年会を
勝手に仕切らせてもらっているが、
(・・・と言っても、みんなへの
連絡係を担当するだけだが・・・)
それは、別に嫌な役をかって出てる訳でもなく、
仕切りたがりな訳でもなく、
ましてや、裏金をもらってる訳でもなく、
集めた金をピンハネしたい訳でもない。

たぶん、
“さみしがり屋”なのだろう。

広い世界で
奇跡的に出逢った仲間とは、
いつも顔を合わせたり、
会話をしたり、
同じ時間を共有したい・・・
というキモチがずっとある。

ただ現実的には、
それぞれ家庭があり、仕事があり、
それぞれの生き方があり、
そういう訳にもいかない。

だから、
一番みんなの都合が付けやすい
この時期を利用して、
普段は合うことのできない
できるだけ多くの仲間と、
顔を合わせ、会話をし、
同じ時間を共有したいのだと思う。

“さみしがり屋”な性格は、
結婚する前も結婚後も変わってないので、
少々誤解を受けることもあるようだが・・・。

今年の年末は、
もうかれこれ5年近く音信不通だった仲間とも、
会えることになった。

もう会えることはないだろうと、
半分諦めながらも、
最後の糸が切れないように、
毎年この時期には、
一方通行の「忘年会のお知らせ」メールを
彼にも送り続けてきた。

諦めないで良かった・・・(涙)。

これからもずっと、
温もりを大切に生きていこう。

誤解されない程度に・・・。


<今日の逸枚>
真っ赤に輝くツリーも
こうして見るとアリかも。
また人の温もりが恋しく・・・。

2008-11-26

15年目のラブコール

昨日、
銀座オフィスにて
027氏より1週間分の
デザインタスクを確認。

今日からまた
お籠りモードに突入した。

冬の足音が
もうそこまで来ているので、
さすがに窓全開での仕事は
できなくなったが、
途中途中で、
気分転換に空気の入れ替えをすると
アタマがリセットして心地いい。

遅めのランチタイム、
昼食を取りながらテレビを見ていて、
ミスチルが紅白に出場するという
ビッグニュースを知った。

賑やかな場所がキライ(?)な
桜井さんのこと、
ボクが死ぬまでの間に、
1度は紅白に出てくれないかな・・・というのが、
ずっと抱いていたひそかな夢だったが、
その夢が早くも実現した。

今の時代、

紅白に出ることがミスチルにとって
どんな意味があるのか・・・
それは本人たちにしかわからないが、
一ファンにとっては、
やはりレコード大賞の2度の受賞より、
紅白出場は大きな意味を持つ。

NHKも15年間、
出場を依頼し続けて、
ようやく今年、
快諾を得たとの事。

 「『GIFT』という曲が出来る、
 そのきっかけをくださった方々、
 歌に共感してくれた人たち、
 そして大切な仲間と一緒に音に奏でて、
 今年最後の日を迎えられるなんて、
 なんて幸せなことだろう。
 ありがとうございます」

桜井さんがコメントを出した通り、
今年はNHKドラマの主題歌に始まって、
北京五輪のNHKテーマソング、
NHKの音楽番組に連続出演、
紅白司会の中井&仲間主演映画
「私は貝になりたい」の主題歌・・・と、
紅白出場には、まさに今年しかないタイミング。

逆に今年出場が叶わなかったら、
この先二度と実現できなかったかもしれない・・・。

何はともあれ、
「演出は見てのお楽しみ」という
最初で最後(?)であろう
大晦日のミスチルの姿と歌声を
この目と耳に焼き付けておこう。

楽しみだ。


<今日の逸品>
難しいチラシも、たまには作成する。
その内容がわからないと、
デザインに魂が入らないので、
意味を理解するために、
資料やWEBで確認するのも一仕事・・・。

2008-11-24

アンディ・サワーってヤツは・・・

お世話になってる先生に
お誘いいただき、
立ち技の世界最強を決める
シュートボクシングのトーナメント
「S-Cup2008」を観戦する。

レーザー光線と音による
入場時の演出あり、
プロバスケBJリーグの
チアリーディングショーあり、
ラウンドガールによる
目の保養あり・・・と、
会場全体を埋め尽くした
満員の観客を楽しませる仕掛けが
随所に盛り込まれており、
デザイナーとして見ても
感性を磨くヒントを
たくさん貰えたイベントだった。

・・・が、
何よりも心を動かされたのは、
言うまでもなく真剣勝負の
試合そのものである。

決勝トーナメントに登場してきた8人には、
それぞれ背負ってきたプライドと、
それぞれのストーリーがあり、
また、この「S-cup」のトーナメントの中でも、
新しいドラマが描かれていった。

ただ、大衆受けを狙うTVドラマのように、
ハッピーエンドで終わらないのが、
真剣勝負のスポーツというもの。

前回王者の緒形さんが
アンディ・サワーの一撃に
ノックダウンしたときには言葉を失ったが、
試合後、リング上の喜びの輪から一人抜け出し、
起き上がらない緒方さんを気遣い
一所懸命タオルで風を送るアンディの姿を見て
とても清々しい気持ちになった。

10試合以上を観戦して
決勝まで見終えた後には、
フルマラソンを完走した直後のような疲れが
身体全体にドッと押し寄せてきたが、
同時に、心地よい達成感を得た
最高の1日であった。


<今日の逸枚>
「S-Cup」の会場となった
さいたまスーパーアリーナ。
試合会場となった
この巨大な空間全体が、
目に見えないエネルギーで
満ち溢れていた。

2008-11-23

Labor Thanksgiving Day

父、65歳の誕生日。

妻といろいろ相談した結果、
スチームアイロンを
プレゼントすることに。

隣(実家のことです・・・)では、家事の分担がしっかりしていて、
掃除、洗濯物たたみ、
アイロンがけ等が
昔から父の役割となっている。

その使っているアイロン・・・
これがかなり年代モノで重量があり、
鉄でできているので
相当サビが進んでしまっている。

・・・という訳で、
スチームアイロン。

ポイントが溜まっているので、
藤沢のビックカメラへ。

3連休の中日で、
明日の天気が雨という予報もあり、
鎌倉~湘南方面の車の数が
尋常じゃない。

澄んだ空気、
雲ひとつない青空、
遠くには薄っすら雪化粧の富士山となれば、
出掛けたくなる気持ちは
とってもよくわかる・・・。

ロコしか使わない
抜け道を駆使して、
藤沢までのドライブ。

すいていれば15分の道のり、
カーナビに任せていたら
1時間以上かかりそうな状況を
なんとか30分で到着。

アナログなナビにしては、
上出来な道案内だ。

目的地のビックカメラは、
紙袋を抱えた客でごった返していて
“100年に1度の世界恐慌”がウソのよう。

店員いわく、
今話題の「家電芸人」が登場してから、
客の入りが確実に増えていて、
また、こんな時代だからこそ、
厳選した高級品は売れているらしい。

購入したアイロンは、
国内某有名メーカーのコードレスタイプで、
サイズも小さくスタイリッシュ。

同じような性能のアイロンで、
1万円を超える代物が並ぶ中、
2,000円ちょい・・・という特売品!

その値段設定に
少々の不安を感じつつも、
父がとっても喜んでくれたので
よしとしよう。

ハッピーバースデー、父さん!


<今日の逸枚>
3連休も休まず工事の進む
隣りの分譲4棟現場。
2棟は建物が完成し外構工事に突入、
残りの2棟も基礎工事に入った。
不動産不況が叫ばれる中、
すでに3棟が売約済みという。
売れるところは売れるんだなぁ・・・。

2008-11-21

地球寒冷化の兆し

今日、
朝日新聞の科学欄で
衝撃の事実(?)を知った。

地球が・・・
“寒冷化”する
可能性があるという。

・・・。

温暖化が叫ばれている
昨今の世界で、
マイバッグ&マイ箸が
カッコイイとされ出した
昨今の世界で、
か、寒冷化ですか・・・。

何でも、
太陽にこれまでにない
異変が起きているらしい。

記事によると、
太陽は活発な時期と
落ち着いた時期を繰り返していて、
前者の時期には、
「黒点」と呼ばれる
温度の低い場所が多く観測され、
後者の時期には、
この「黒点」が少なくなると言う。

そして、
本来この黒点が
増えなければならない時期を
迎えているにも関わらず、
全く黒点が観測されない状況が
続いているとの事。

つまり、
太陽が“弱ったまま復活しない”のだ。

気候変動に関する政府間パネルでも、
もちろん、太陽の活発さの周期も計算に入れて
「地球温暖化」という結論を導いているのだが、
実際のところ、
この太陽の活発さ・・・というテーマは、
まだまだ研究が進んでいないので、
どう転ぶかわからないらしい。

・・・なので、
もしこのまま太陽の異常が続くと、
地球は寒冷化して、
恐怖の氷河期がやってくる。

・・・と心配する
科学者もいるのだ。

ん~、
地球を冷やせばいいのか、
あたためればいいのか・・・。

話が大きすぎて、
想像もできない世界だが、
ただ言えることは、
自然・宇宙には決して逆らわずに、
与えられた80年余りの人生を全うして、
次の世代にバトンタッチすればいい
・・・ってこと。

自然に、自然に・・・。


<今日の逸枚>
もうすぐ収穫をむかえる
我が家の土佐ブンタン。
前回ここで紹介した際には、
まだまだ青かったが、
この1か月で一気に黄色くなった。

2008-11-19

出世不動尊

昨日の
錦糸町での
セミナーと、
今日の竹橋での
フォーラム。

軟禁場所の
鎌倉オフィスから
久しぶりに大都会へ
飛び出しての2日間。

マチクリの今後にとって
大事な大事な
連ちゃんイベントだったので、
さすがにいつもとは
違った疲労感に
やられてしまったが、
違った空気に
触れることで、
また明日の元気が
沸いてきた。

さぁ、
MACの前を
空けていた2日分の、
溜まっているデザイン業務を
ひとつずつ
返済していきますよ~ん!!!

夜が明けてきて、
変なトランス状態になってきたので、
今日のところはもう寝ます・・・。


<今日の逸枚>
フォーラム会場に向かう道すがら、
神田のオフィスビルに挟まれて、
窮屈そうに鎮座するその名も「出世不動尊」。
一般的な意味の出世(高い地位につき名が知られる身分になること)は、
どうも目指すべきものではないが、
本来の意味(俗世間の煩悩を解脱し悟りを得ること)は、
ボク的に目指したいものである。

ん~、とりあえず、
手を合わせておこう・・・。

2008-11-17

小春日和は秋の日和

先週から突入している
軟禁生活から一時解放され、
午後から銀座オフィスへ
出社する。

冬の空気に覆われていた
前回の出社から一変して、
今日はコートの中が
汗ばむほどの、
小春日和の東京。

明日からはまた
逆戻りのようで、
どこかの国の
株価のようである・・・。

1か月ほど前から、
このブログの右側にも
貼り付けてあった
日本経営合理化協会と、
マチクリのコラボレーション(?)による
“秋の大漫談ショー”が
いよいよ明日開催されるので、
その配布資料などを準備する。

キャリーバッグいっぱいに
資料を詰め終え、
後は明日に
備えるのみとなる。

クライアントさんの勉強会や、
エンドユーザー対象の
収納セミナー等では、
漫談ショーの裏方を続けてきているが、
新たな出逢いの場としての、
大きなイベントは久しぶりである。

ボクはいつものように
映写係&音響係を担当。

漫談ショーに参加いただいた
会社さんにとって、
11月18日という日が、
この“100年に1度の暴風雨”(麻生談)
・・・から脱するヒントを得る日になるよう、
またマチクリにとっても、
新たなパートナーとの
出逢いの日となるよう、
ボク自身も、ボクの役割を
平常心で全うしよう!

楽しみ・・・。


<今日の逸品>
明日開催される
“秋の大漫談ショー”のお題目。
ドカン!・・・といきましょう。

2008-11-15

週末独身生活

妻とうちの母が、
今日から関西旅行
出掛けていった。

義妹が神戸にいるので、
今日は神戸散策の後、
三宮でディナーをして神戸泊、
明日は京都へ移動して、
紅葉の中の寺巡りらしい。

ちょっと天気が怪しいらしいが、
頻繁に届くメールを読む限り、
妻も母も嫁姑の二人旅を
楽しんでるようだ。

何よりもうちの母は、
ボクと弟、二人とも男なので、
娘ができたら
一緒に旅行するのが夢・・・と、
ボクが学生の頃から
ずっと言っていたので、
夢を実現してくれた妻には
本当に感謝である。

一人で夕飯にカレーを食べていると、
高知の義母からの電話が鳴る。

聞くと、
TVや雑誌なんかで
嫁姑のイザコザが問題になってる中で、
二人で旅行なんて、
本当に娘を可愛がってもらって・・・と、
涙声で、何度も何度も、
お礼を言っていた。

こちらこそ、
わざわざ電話をもらって、
有難い限りである。

これからも大事な家族として、
我が家も高知の実家も、
大切にしていこう。

久しぶりの一人の週末。

あれもこれも××も・・・と、
心の中の悪魔は
いろいろと思案していたが、
ちょうどデザイン業務が
山盛りに控えているので、
悪さ(?)はしないで済みそうだ。

チッ・・・。


<今日の逸品>
このような写真満載のレイアウトの場合、
写真のトリミング(切り取り)と、
その配置のバランスで、
紙面全体の良し悪しが決まる。
この作品の場合、
中央下にある「階段」の1枚が
ちょっと失敗してるなぁ・・・反省。

2008-11-13

軟禁生活と神の使い

今日から、
再びの自宅軟禁生活が
始まった。

一般的なサラリーマンと
マチクリデザイナーとの
それぞれのワークスタイルで、
根本的に違うのがこの部分だろう。

 「仕事が忙しくなる=自宅にいる時間が長くなる」

軟禁されるほど、
仕事を依頼いただける・・・
ん~、幸せなことだ。

マチクリを起業して、
鎌倉オフィス(我が家のことです・・・)での
デザインが日常生活となってから、
オンとオフの切り替えが得意になったが、
最近は、デザイナーとしての仕事と、
主夫(?)としての仕事も
うまくスイッチングできるようになった。

デザインパターンを考えながら、
掃除機をかけたり、
集中しすぎた頭をリセットするために、
洗濯物をたたんだり、
布団をとり込むタイミングから逆算して、
デザインボードのアイデア出しをしたり、
リフレッシュを兼ねて夕飯を作ったり・・・。

こう書いてみると、
忙しいながらも、
結構頑張って主夫してるなぁ。
・・・と、
これだけ家に居ると、
いろんなことが起こるもので、
今日は、家の中でヘビと遭遇・・・。

鎌倉は、タイワンリスやアライグマ、
ゲジゲジ、トカゲ、クモ・・・と、
いろんな小動物が庭先にやってくるが、
さすがに屋内で出逢うと、
一瞬何が起こったのか判断できず、
その状況を認識できるまでに
数秒の時間がかかる。

どうやら、
空気の入れ替えのために
半分開いた状態にしていた
網戸の隙間から
侵入してきたようだが、
捕まえようとすると、
ちょうどトイレの便器の中へ
逃げ込んだので、
そのまま水流とともに、
下水道へと退場いただいた。

神の使い・・・とも言われるへびが、
お出ましになったということは、
何か大きな幸せの前ぶれか。

相変わらずのプラス志向で、
乱れた心拍数を整えたが、
トイレに流しちゃって良かったかなぁ・・・

無事をお祈りします。


<今日の逸品>
アパートメントハウスの商品パンフを、
KニカMノルタさんが提案してきた
「ホットアルバム」とやらにまとめたもの。
DVDレコーダーを活用した
画期的(?)な紙芝居のようなツール
・・・だったが、
今では二千円札と競うほど
ほとんど見掛けなくなった。
生き残りを賭けた
メディア戦争も激しいものだ。

2008-11-11

1111

11月11日、
ボク個人的には
ちょっとブルーな記憶
・・・の残る1並びの日。

妻とスーパーの食品売り場へ
夕飯の買い物へ行くと、
今日は「ポッキー&プリッツの日」らしく、
レースクイーン風な姿のお姉さんが、
ポッキーを宣伝していた。

まとめて買うと、
でっかいポッキーバルーンを
もらえるというので、
ママにせがむ子供たちが、
大音量で絶叫している。

何かに便乗して、
儲けようという方法は
いろいろあるが、
この「今日は〇〇の日」・・・という手法が
巷にあふれている率では、
ナンバー1ではないだろうか。

なかでも、
今日、11月11日は、
この「〇〇の日」が多くかぶっている
特殊な日らしい。

Wikipediaから
少し転記させてもらうと・・・

 世界平和記念日
 鮭の日
 ポッキー&プリッツの日
 ピーナッツの日
 きりたんぽの日
 もやしの日
 電池の日
 下駄の日
 サッカーの日
 折り紙の日
 介護の日
 煙突の日
 コピーライターの日
・・・etc.

なるほど・・・と、
ほくそ笑んでしまった。

林家ペー的には、
デミー・ムーアの誕生日でもある今日、
ブルーな記憶は捨て去って、
もやし炒めでも作ろう。


<今日の逸品>
コピーライターの日なので・・。
 すべてのへやに、
   あかりがともる。
     “空室バスター”
短命商品だったのが残念・・・。

2008-11-09

神様の微笑み

久しぶりに
家でゆっくり
ナイターを見る。

日本シリーズ最終戦、
巨人対埼玉西武。

TVの視聴率が振るわず、
プロ野球の将来が
不安視されているようだが、
最近の子供たちの中では、
サッカー人気が続く中、
少年野球人気が
盛り返しているとのこと。

子供たちに支持されていれば、
心配はいらないだろう。

その日本シリーズ。

ヤングライオンズ(・・・というらしい)が、
今日の試合も、
シリーズ自体も、
逆転で日本一となり、
アジアシリーズの出場権を
獲得した。

おめでとうございます。

ジャイアンツも、
WBCの監督就任が決まった
原監督を中心に、
緊張感の中、全力で戦っていたが、
やはり、結果的には、
肩の力を抜い
楽しむ野球のほうに
神様が微笑んだ。

1年目の渡辺監督、
コーチで盛り上げ役の
デーブ大久保、
スタメンに名を連ねる
若い選手たち・・・。

正直、巨人と違って、
埼玉西武の選手の名前なんて、
知らない人のほうが
多いくらいだったが、
一体感というか、一丸となって
目的に向かってくるチームワークと、
楽しみながらいつも通りの
力を発揮するその集団には、
資金力でオールスターが名を連ねる
巨人もかなわなかった。

やはり、
スポーツも仕事も、
楽しんだもの勝ちってことなんだなぁ。

デーブは、
ちょっと楽しみ過ぎな
があるが・・・。

そういえば、
ちょうど10年前の1998年。

日本シリーズ第6戦、
横浜対西武。

大魔神がガッツポーズする瞬間を、
ベイスターズ優勝の瞬間を、
横浜スタジアムの
一塁側スタンドで共有したのが、
遠い昔のように感じる・・・。

生きている間に、
もう一度くらい
優勝できるかな。


<今日の逸枚>
街はクリスマス色に染まる。
肌寒くなる空気と、早まる日没も相まって、
人恋しい季節になってきた。

2008-11-07

自分モードな日

ちょっと自分モードな日が
1ヵ月に1~2回ある。

今日もその1日。

新しいプロジェクトが
動き始めて、
新しいデザイン業務が
次々と発生して、
そして、これまでの
クライアントさんのデザインも
間に割り込んで・・・と、
すき間なく仕事に追われている
デザイナーという職業。

でも、
デザインの校正待ちだったり、
予定の変更だったり、
思ったよりスムーズに
納品できたり・・・で、
ポッカリ時間ができることがある。

それに、
マチクリとして動き始めて
1年が経った頃から、
マチクリの仕事のリズム・・・例えば、

  「そろそろ〇〇の依頼が来そうだな」

  「この辺りで校正が戻ってくるはず」

  「027氏が△△へ訪問してるから
  次の日は半日空けておこう」

・・・とかが掴めてきたので、
同じ“忙しい”であっても、
仕事に追われることはなく、
自分のペースで
仕事を調整できるようになった。

これも、
自分モードな日を
確保できるようになった
要因だろう。

そんな自分モードな日のお品書き。

・煩雑になったiMac内部の
 デザインファイルを整理。

・マチクリLet's noteのバックアップ。
 (iMacは自動バックアップでラクチン)

・健康診断の再精密検査。
 (白血球数は前回同様・・・。
 アトピーに由来する体質的異常値だろうとの事だが、
 念のため、1か月後に再々検査とのこと。まずは一安心?)

・喪中ハガキの発注。
 (個人的なものです)

・マチクリ新商品ロゴデザインのための資料収集。
 (あ、あくまで参考資料です・・・)

・マチクリレポートの
 バックナンバーをリ・デザイン。

・「レッドクリフpart1」鑑賞・・・×
 (中学時代、三国志にハマってた1人。
  夜に鑑賞・・・と思っていたが、
  時間が合わず、明日以降に延期)

時間配分をちょっと間違え、
最後のメニューだけ消化できなかったが、
気になっていた諸々を
随分と片付けることができた。

まぁ、白血病の疑いで緊急入院!
・・・の最悪のシナリオを避けられたのが、
今日一番の幸せのタネだろう。
(今回も大丈夫・・・と思っていても、
数パーセントの可能性には、
心の準備ができてなかったので・・・)

明日はまた
仕事モードで頑張ろう。


<今日の逸品>
来場者を確実に集めてくれた
当時の鉄板チラシ。
上司は写真のインパクトが要因かな
・・・という見解だったが、
ボク的には、いまだに
その成功要因は謎のまま・・・。

2008-11-05

食器コレクター

今日は、
鎌倉オフィスにて
デザイン三昧な一日。

ロゴ×3、
シツラエル×6、
チラシ×1。

以前まとめた
「グラフィックデザイン価格表」に
照らしてみると、
しめて840,000円也。

簡単に言うと、
それぞれ単発で
一般的なデザイン会社に
依頼した際の
価格の目安である。

マチクリでは、
それが全て「販促次長」の
月給(?)の中に含まれる。

なんてお得な、
なんて働き者な
次長だろう・・・。

まぁ、これも、
マチクリでコツコツと
積み重ねてきた成功法則が
きちんと確立してきたため、
コンセプトやロゴイメージさえ固まれば、
あとは食器棚の中から、
最適なプレートを
ピックアップすれば良いから・・・
何もないところから
ロクロをまわして
皿をつくる必要がないからだ。

うちの食器棚には、
バラエティに富んだプレートが
相当数コレクションされてきたが、
今風の料理に合う皿を、
今後も感性を研ぎ澄まして
増やし続けていくことが重要。

また時間のあるときには
ロクロを回そう。


<一昨日の逸枚>
連休の高尾山にて・・・もう1枚。
途中にある浄心門にかかる
金色の「高尾山」の文字。
マイナスイオンと浄心門・・・
身体もココロもキレイになった感じ。

2008-11-03

頂上を目指す人

久しぶりの
秋の連休。

年末年始や盆休み、
GWなどのおっきな連休は、
妻の実家への高知旅行(?)
と決まっているので、
その間の休日では、
可能な限り小旅行&近場デートに
繰り出すようにしている。

今回は、
近くてなかなか行く機会のなかった
山岳信仰と伝説の山、
高尾山への小旅行へ出掛ける。

高尾山は古く奈良時代に開かれ、
紅葉の名所として有名だが、
時期的には半月ほど早い。

それよりも、
森林の中でいっぱい
深呼吸をしたかったのと、
無性に山を登りたくなったので、
このコースをピックアップ。

澄みきった空気と
抜けるような青空の下に、
集まる人、ヒト、ひと・・・。

三連休の中日だけあって、
GWの鎌倉中心部並みに
ごった返していたが、
さすがにこのマイナスイオンの中では、
ストレスにならない・・・。

自然のパワーである。

山を登る・・・という同じ目的で、
その時間を共有するヒトみんなが、
仲間に思えるから不思議だ。

1時間半待ちの
ケーブルカー&リフトの行列を横目に、
ボクらは自分の足で登っていく。

都心から近い
ミシュラン3つ星の観光地だけあって、
一口に山登りといっても、
その人種は多岐にわたっている。

ベビーカーを押す若いお母さん集団、
表参道でのショッピングと
勘違いしたような服装のカップル、
木の枝でつくった即席の杖を片手に
超スローペースで登っていくご老人・・・。

途中、
かなりの急坂や
足場の悪い箇所もあるが、
これらの場違いハイカーでも、
時間さえかければ
みんな頂上に到達できる
懐の深い山であった。

眼下に広がる都心の景色、
峠で食べた手作りの持参弁当、
薬王院での天狗の伝説、
色づきを待つ木々の面々、
帰りのリフトから見た夜景・・・、
そして帰れる距離ながら
あえて都内で1泊するプチ贅沢気分。

秋の小旅行もいいもんだ。


<今日の逸枚>
下山して後ろを振り返る。
6時前なのに、もうこの暗さ。
陽が沈んだ後の高尾の参道も、
趣と情緒があっていい雰囲気だった。

2008-11-01

白血病のサイン

関西巡業帰りの027氏を
東京駅で待ち構えての打合せ。

新しく始まったプロジェクトの
第1回の販促ミーティングを
来週に控えているので、
その際に提案する
諸々のツールやロゴの
イメージを固める。

現地調査を終えた後に発生する
この最初のステップが、
一番右脳を使う。

産みの苦しみを伴うが、
一番楽しく、やりがいのある瞬間だ。

・・・とはいえ、
その大部分は
アイデアの神が降りてきて、
一瞬のヒラメキで
決まることが多いのだが・・・。

そして最終的に、
理論や慣習になぞらえるよりも、
この神様に従ったほうが
結果につながるから不思議だ。

・・・ここから別件。

先日受けた健康診断の結果を
今日受け取った。

ガンの疑いなど、
緊急を要する場合は、
病院から本人に
すぐに連絡が来ると聞いていたので、
1か月近く経っていた通知に、
半分安心していた。

開いてみると、
「要精密検査」に
マルが付いている。

内容は、
「白血球の数が異常値」
・・・であること。

要するに「白血病の疑いあり」
・・・という恐ろしい結果なのだが、
ボクにとっては何度目か
・・・の通知である。

事故などで大怪我をした際や、
手術を施した後などに、
その患部を早く元の姿に再生させようと
白血球の数が一気に増えるのだが、
ボクは産まれつきアトピー性皮膚炎を持っていて、
その湿疹部分に対して白血球が同様に働いて、
通常のヒトよりも多い数値を示しているのだろう・・・。

・・・これが、
前回の再検査時の
担当医の説明だった。

産まれてすぐ血液検査をした際に、
白血球の異常値を知らされたボクの母は、
「わが子が白血病に・・・」と、
気が動転して頭の中が真っ白になったらしい。

今まで何事もなく
こうして生き続けてこられたのだから、
今回もきっと同じ理由なのだろう。

まぁそれでも、
きちんと精密検査をしてもらえば
より安心して過ごせるで、
仕事の合間に
きちんと再検査を受けてこよう。

白血病・・・。

ボクたちの世代だと、
キャプテン翼の三杉くん。

カッコ良かったなぁ。


<今日の逸枚>
有楽町マリオンの吹き抜け。
ハロウィンの終わった次の日には、
もうクリスマスのディスプレイに早変わり。
昨夜の裏方さんの働きっぷりが目に浮かぶ。