2008-10-30

本歌取り

マチクリには
全く関係のない話だが、
デザインに限らず、
コピー、芸術、音楽、
文学、お笑い・・・と、
世の中では、
常にパクリや盗作の
話題がつきまとう。

有名なところでは、
映画「いま、会いにいきます」の主題歌だった
オレンジレンジの「花」のサビが、 ミスチルをパクったという話や、
そのミスチルのいくつかのCDジャケットも、
海外アーティストのジャケに
極似しているという噂など。

今日、
R25を読んでいて、
映画業界における
そのグレーゾーンの解釈が
うまくまとめてあったので、
転記させてもらう。

“参考にする、影響を受けた、
元ネタあり表現のいろいろ”

「オマージュ」
 原作品の映像表現を参考または意識して、
 新たな作品をつくりあげること。
 監督が最も影響を受けた人物や作品に対して、
 感謝の意味を表現する場合もあり。

「パロディ」
 原作品を揶揄・風刺・批判するという手法。
 皮肉がすぎるあまり、原作品のイメージっを損ない、
 不利益になると判断され、問題になる場合もあり。

「インスパイア」
 ある特定の思想や感情に影響を受けるということ。
 物事のきっかけという意味合いが強いので、
 原作品との関係性は薄い。

「リメイク」
 原作品をもとに、新たな解釈を加えて制作すること。
 基本的には、原作品の権利所有者と契約を交わすため、
 問題となる場合は少ない。

「トリビュート」
 影響を与えた人物やあこがれの存在に対して、
 称賛と共に感謝の意味を込めて使われる。
 映画よりもむしろ音楽などの制作において
 使われることが多い。

最後には・・・
 「日本には昔から「本歌取り」という手法も確立しているように、
 そこからさらに踏み込んで、独自の素晴らしい作品を
 創り上げられるかどうかがキモである」
・・・とまとめている。

非難する人もいるだろうが、
前述の「花」と「CDジャケ」は、
現代の“本歌取り”と
胸を張れる作品だと思う。

まぁ、ボク的には、
今後有名になった暁に、
“どうぞ、どうぞ、真似てください”
・・・くらいの広い心持ちでいられるように、
懐の深い人間を目指したい。


<今日の逸枚>
我が家の二階ベランダから撮影した
秋の高い空とポワポワな雲。
想い出の詰まった
好きな空の表情の1つ。

2008-10-28

導かれる人たち

1ヵ月ほど前に
設え+接客ストーリーの
構築を行った分譲地。

その効果測定の打合せに、
先方の事務所を訪れると、
その設えを行ったモデルハウスが
この土曜日に契約になったとの朗報。

マチクリのノウハウが、
ここでも結果に繋がったことも
当然嬉しいが、
その取り組みを
積極的に自分のモノにして、
さらに良いものに
アレンジしていこうとする
担当のお二人の笑顔が
何よりも嬉しい。

先の見えない不安な
一時期を経験しながらも、
プラス志向できちんと行動していれば、
ちゃんと神様が見てくれているんだ。

午後からは、
マチクリのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)プロジェクトの一環で、
健康茶のセミナーに参加する。

ガン細胞の成長を抑制する効果。

そのメカニズムや実験結果、体験談などを
著名な先生が発表されるのを、
一所懸命聞き入る参加者。

なかには、
現在も妻がガンとの闘病中と
いうサラリーマンや、
自分自身がガンの摘出を
行ったばかりという老紳士など、
ホントは大きな不安を
抱えてらっしゃるだろう方も
たくさんいらっしゃったが、
みなさん驚くほど
前向きに病気と向かい合っていて、
明るくジョーダンなどを話されていた。

健康茶のパワーもあるだろうが、
午前中のお客様同様に、
そのプラス志向なココロ持ちを、
神様が見ていて、
良い方向へ導いて
くれているのだろう。

見えない力を感じた、
午前と午後の一幕だった。

<今日の逸品>
先日紹介した商品リーフレット
(ハイクラスバージョン)の
別バージョンの表紙。
並行に並ぶ3本の黒い横線は、
外観の特徴を表現したもの。
全てのモノには理由がある・・・転じて、
そこにあるものすべてに意味を持たせる。

2008-10-25

名前に込めた想い

今日、
仕事の調べもので、
ネット内をくるくる徘徊していて、
面白い記事を見つけた。

 「普段目にしている
 ネット系サービスの
 ネーミングの由来って?」

みなさんご存じのものも
あるだろいうか。

ボクはほとんど
知らないものばかりだったので、
思わず「へぇ~」を連発してしまった。

●Yahoo!
『ガリバー旅行記』の
馬に仕える人の姿をした生物“ヤフー”に由来し
「ネット利用者に忠実に仕えるもの」説。
「Yet Another Hierarchical Officious Oracle
(もう1つの新たなる階層データベース)」の頭文字説。
Yahoo=ならず者、という意味も。

●楽天
既得権益に縛られていた商売を
誰でも参加可能にした
織田信長の政策「楽市」「楽座」から。

●mixi
“mix=交流する”と“i=人”の組み合わせ。

●Amazon.com
世界最大の流域面積をもつアマゾン川から。
サイトはアルファベット順でリスト表示されるため、
Aで始まる言葉から選んだ。

●goo
10の100乗を意味する語“googol”から、
ジャンケンの「最初はグー!」を想起。

●Google
“googol”からの造語。

●GyaO
アイスランド語で“地球の裂け目”。

●2ちゃんねる
関東ではテレビの2チャンネルが、
ビデオやゲーム用の空きチャンネルであることから、
豊富な話題を扱う掲示板にふさわしい。

●Wikipedia
ウィキペディアが使用するソフト“MediaWiki”と、
百科事典“encyclopedia”の合成。
ちなみに“WikiWiki”はハワイ語で“速い”。

へぇ~。
また言ってしまった・・・。

新しい生命の誕生も、
新しい会社の設立も、
新しい商品の開発も、
新しい店のオープンも、
新しい分譲地の企画も、
全てはネーミングから始まる。

この一番最初の決定が、
その後の展開に
びっくりするほど
大きく影響するのだ。

「街づくリエイター=マチクリ」も、
その名前のおかげで
流れを捉えることに成功した面もある。

ホントに、
名前って重要だなぁ。


<今日の逸ブンタン>
売り物のように大きくなり、
若干黄色付いてきた
我が家の土佐ブンタン。
良くここまで、鳥に食べられず、
嵐にも振り落とされずに
頑張ってくれたものだ。
あと1か月で収穫となる。
もう少し。ガンバレ~。

2008-10-24

トラック7「Rainy autumn day」

すっごい雨。

雨の日の閉ざされ感は、
デザイン業務に集中するには
ちょうど良い。

けれど、
ここまで尋常じゃない爆撃雨だと、
(・・・っていうコトバがあるらしいですね)
外が気になって
ついつい窓の外に
視線が移ってしまう。

裏の高台から、
激流のように雨の塊が押し寄せて、
反対側の砂押川へと落ちていく。

こんな天候でも、
隣の建築現場では、
何やら屋外で建材を切っている。

オツカレサマです。

途中、
妻を仕事先へ送迎、
銀行で印刷代金の振込み、
夕飯の食材を購入・・・と、
3回、車で外出したが、
ちょうど出るタイミングに
一番雨足が強いように感じる

車から砂押川をのぞくと、
これだけ降っても、
洪水対策を施したおかげで、
川の水位も3分の2ほどで
落ち着いている。

昔だったら、
確実にあふれている降水量。

都市型水害が問題になっているが、
ここ近隣地域に関して言えば、
今のほうが安心だ。

午後からも、
相変わらずのすっごい雨。

慣れってすごいもので、
あれだけ、外に気を取られていた雨音も、
ずっとその状態が続いていると、
意識しなければ耳に入ってこなくなる。

おかげで、
盛りだくさんのタスクも、
一歩一歩片付けていくことができた。

iPod用のアプリケーションで、
雨音や波音、虫の音、風音などを
自由に組み合わせて、
自分だけのリラックスミュージックをつくる
無料の環境音楽ソフトがあるらしい。

今度、ダウンロードしてみよう。


<今日の逸品>
不動産会社に届く
「マイソク」と呼ばれる広告。
コテコテの不動産情報の
マイソクが溢れる中では、
異色のイメージ広告だった。
恋愛と一緒で、
手に取ってもらわないと、
何事も始まらない・・・。

2008-10-22

妄想生活24時

新規にスタートする
プロジェクトの現地調査のため、
027氏と関西へ飛び、
レンタカーのヴィッツで
現地&近隣のポイント
ぐるっと調査する。

このあたりが、
普通のデザイナーと
マチクリの相違点だろうか・・・。

ロゴを考えるのも、
外装品をデザインするのも、
営業ツールを準備するのも、
実際に自分の目で、
その販売しようとしている場所
お客様の目線で確かめておくことで、
デザイン性のレベルは変わらなくても、
成果につながるかどうかの
最後のひと押しが変わってくる。

今回は、
先方の社長とメンバーの方とも
お会いすることができたので、
これからメールでやり取りするにも、
顔を思い浮かべることができるので、
とてもやりやすいだろう。

・・・と、
このあたりまでは、
優等生な理由づけだが、
残りの3割方は気分転換が占めている。

もともと、
街歩きや散策が好きなので、
新しいプロジェクトが始まる
行ったことのない街を調査するのは
とてもワクワクする。

ボクだったら、
毎朝この公園沿いの街路をウォーキングしたいなとか、
このショッピングセンターへはチャリで来ようとか、
会社帰りにここのコンビニが便利そうだ・・・とか、
いつの間にか、
そこに住んでるモードで
妄想が始まる。

今回も、
じゅうぶん擬似生活を楽しむことができ、
さぁ、デザイン!・・・と、
気分が高まったところで、
日帰りツアー終了。

有意義な1日だった。


<今日の逸富士>
027氏のブログを見ていて、
久しぶりに上空からの
富士の姿を拝みたくなり、
窓側の席を予約。
一面の雲で覆われる中、
その上部はしっかりと顔を出していた。
このチラリズム(?)が、
日本人のココロにはグッとくる。

2008-10-21

1人/4915人

午前中~夕方からの
銀座でのミーティングまで、
マッハでデザイン業務。

明日は終日、
関西での仕事が入っているため、
MACを触ることができない。

・・・で、
それまでに
仕上げておかなければならない
諸々のタスクを
1つ1つ片付けていく。

1日動けないだけで、
一気に密度が濃くなる。

まぁ、
それだけ必要とされているということは、
本当にありがたいことだ。

そういえば、
来春から始まる裁判員制度で
呼び出しを辞退できる理由の中に、
 「受験生を持つ母親」
 「同居している家族の介護を行う必要がある場合」
 「70歳以上」
などと並んで、

 「その人が用務を処理しなければ、
 事業に著しい損害が生じる恐れがある場合」

・・・というのがあった。


ボクらマチクリのように
少人数で動いているちっちゃな会社だと、
1人が抜けるだけで
明らかに事業に支障があるのだが、
辞退することはできるのだろうか。

その基準は何で判断するのだろう。

ちょっと、気になってしまった。

でも、
そう簡単に経験できることじゃないから、
当たりクジ(?)を引いたら、
何とかスケジューリングして、
裁判員とやらになってみるかな。

もっと大事な時に、
運を残しておきたいけど・・・。


<今日の逸品>
無性にビールを飲みたくなったので、
今日は、ビールをデザインした
「ドリンクチケット」を紹介。

2008-10-19

はなむけサンデー

マチクリ・サポーターズに
新たに加わっていただいたYさんの
新たな門出を祝福するため、
027氏とN氏とともに、
秋空の日曜日を共有する。

バンへの
ジグソーパズルのような
荷物の詰め込みにはじまり、
3階まで往復数十回の
階段昇降トレーニング、
HOME'Sでのカーテンピックアップ、
カーテンレールの取り付け、
ベッドの組み立て・・・。

久しぶりに滝のような汗を流しながら、
普段使わない筋肉を動かしたので、
一通り再起動の準備が整ったときには、
フルマラソンを走り切ったような
ココチ良い達成感に溢れていた。

こんなにココロの底から
ビールを飲みたいと思ったのも
久しぶりだ。

新居での新生活スタートという、
ワクワクするシチュエーションを
共有させてもらい、
ありがとうございました。

巡り巡って、
偶然つながった出逢いも、
きっと神様が導いたもの。

今後ともよろしくです。


<今日の逸品>
「都市生活の豊かさは敷地の広さでは決まらない」
一行のコピーを目立たせるため、
黒90%のベタに
文字とシルエットだけを抜いた
挑戦的な手配りチラシ。

2008-10-17

「何もない」ってこと

「何もない」って
どういうことだろう。

デザインの現場では、
「ホワイトスペースをデザインする」
・・・という考え方がある。

ある紙面があったとして、
グラフィックデザインでは、
その紙面=決められたスペースに、
写真やイラスト、文字、図形などを置いていくのだが、
最終的に何も置かれなかった部分を
「ホワイトスペース」という。

この一見何もない「ホワイトスペース」を
意識するかしないかで、
デザインの良し悪しが決まる。

何もないということは、
それを見た人の「想像力」の
入り込む余地があるわけで、
ときには息抜き部分として、
ときには緩衝材(=クッション)として、
ときには視線を外側へと
飛び出させる仕掛けとして、
大きな役割を持っている。

面白いことに、
どうやらこのホワイトスペースは
ココロの余裕に比例するようだ。

時間に追われて作業しているときは、
空いている場所に
どんどんパーツを詰め込んでしまって、
全くアソビの取れない
息苦しいデザインが出来上がってしまい、
精神的に健康なときは、
受け手の想像力が広がる
余裕のあるデザインが生まれる。

ん~結局、
「何もない」って
どういうことだろう。

「死ぬ」って
どういうことだろう
・・・って質問にも
似てる気がする。

古代のインドにおいて、
はじめて「ゼロ」を発見したときの
衝撃はどれほどだったろう。

誰か、
わかり易く
教えてくれないかな。


<今日の逸品>
下半分の何もないスペースによって、
歩いてきた道が右下方向に
ずっと繋がってるように感じる・・・はず。
ホワイトスペースってそういうこと。

2008-10-15

白50%の行方

男は1日30分、
ボーッとする時間がないと
ストレスにやられてしまうらしい。

人工知能の研究から
感性マーケティングという考えを提唱している
黒川先生に教えてもらったことだ。

今日、
午後のデザインが一段落して、
コーヒーを飲みながら
窓の外を流れる雲を
ボーっと眺めていた。

今日の空は、
青50%:白50%といった感じで、
何だかいつもより早く
左から右に流れている。

自分ではずっと
雲を眺めていたつもりだったが、
無意識のうちにボーっと
違うことを考えていたようで、
フッとワレに返ると、
目の前の雲が無くなっていた。

青100%・・・。

今の今までそこにあった
50%の白はどこへ
無くなってしまったのか・・・。

窓を開けて、
外に身を乗り出して
右、左、上・・・と見渡しても、
やはり青100%である。

不思議なこともあるものだ・・・。

もしかすると、
最初に見ていた50%の雲のほうが
アタマの中の意識で描いた
空想だったのかもしれない・・・。

そんなふうにも思えてきた。

疲れが溜まってるのかな。

でも、
ボーっとしてたってことは、
ストレス解消になったのかな・・・。

プラス志向でいきましょ。


<今日の逸品>
訳あってイラストレーターで書いた平面図。
一般の人からみれば、
CADもイラレも同じようなものに
見えるかもしれないが、
ラグビーの選手がアメフトをするくらい
もどかしい作業である・・・。

2008-10-13

さわやかサンカク

連休最終日。

合間に少し仕事をしながらも、
久しぶりに2日間、のんびり過ごすことができた。

昨日の鎌倉サイクリングで、
かなり節々が凝っていたので、
今日はインドアメインの休日。

ちょうどクライアントさんの
収納セミナーの手伝いにて、
ボク自身もいろんな知恵を
仕入れてきたところだったので、
普段手の付けられなかった
片付けや掃除に取りかかる。

  「1年間使っていないもので、
  今後も使う予定の無いものは捨てる」

とりあえず、
1つだけルールを決めて、
洗面やキッチン、パントリー、
収納スペース、ホームオフィス・・・と、
順番に片付けていくと、
思った以上に
「もったいない」意識だけで取っておいた
ゴミ同然の使わない代物を
多数処分することに成功。

家の中がかなりスリム化して、
気分もかなりスッキリした。

一段落したところで、
秋のやわらかい日射しを浴びながら、
出雲大学駅伝を
ぼんやり見ていたつもりが、
気がつけば3時間も
ソファの上で熟睡していた・・・。

たまには、
こんな休日もいいもんだ。


<今日の逸品>
ハイクラス仕様の
住宅商品パンフレット。
正方形に黒に、少しの英数字。
ここでも鉄板なトリオが登場。

2008-10-12

悪魔のささやき

秋空の下、
近くの広場からは
市民運動会の歓声が
聞こえてくる日曜日。

ボクらは自転車で
鎌倉へ向かう。

最近、
あまり動いていなかったので、
運動会に参加して、
記念品を稼ぐのも良いかな
・・・とも思ったが、
いきなりの猛ダッシュは
ハードルが高そうだったので、
リフレッシュを兼ねて、
サイクリングのほうを選ぶ。

我が家からは、
鎌倉街道沿いに出て、
北鎌倉駅の裏を通る平坦ルートと、
今泉台から明月院へと抜ける
山越えの最短距離ルートがあるのだが、
今回は、運動・・・を兼ねていたので、
迷いなく後者のルートで向かう。

小学校があった今泉の団地は、
よく遊びにきていた懐かしい場所。

子供のときは、
立ちこぎで難なく上っていた坂も、
30代の身体には相当キツく、
後半はチャリを押して歩いて行くのがやっと。

重力の存在を、
嫌というほど感じながら、
最高地点に到達した頃には、
ふくらはぎがプルプルと震えていた。

そこからは
一転、急勾配の下り坂。

転げ落ちるように、
あっという間に明月院を抜けると、
観光客でごった返すキューカマ(※)に到着。

  ※地元では、鎌倉市内でも特に
  7つの切通しと海に囲まれたエリアを
  “旧鎌倉地区=キューカマ”と呼びます。

結果、遠回りの前者のルートであれば、
15分で着くところを、
最短距離にも関わらず
後者のアップダウンルートでは、
25分もかかってしまった。

まぁ、身体を絞るには、
ちょうど良かった。

・・・と思ったのも束の間。

連休の小町通りは、
さすがに食べ歩きの街だけあって、
試食できる店が
これでもかって程に立ち並び、
すれ違う観光客の手には、
どれも美味しそうな品々が・・・。

焼きたての煎餅、ソフトクリーム、
まめやの塩豆、納豆おこし、
漬物、ハーブソーセージ、
ドイツビール、紅イモコロッケ・・・。

ん~、おなかいっぱい。

これじゃ
今日のサイクリングは、
プラスマイナス・・・プラスだなぁ・・・。


<今日の逸品>
外人さん率の高い今日の小町通り。
正月かゴールデンウィークかと見まがうほど、
秋の鎌倉は人、ヒト、ひと・・・だった。

2008-10-10

事件は会議室で起きてるんじゃないっ!

今日は027氏とともに、
明日からの売り出しに向けて準備中の
分譲地モデルハウスへ出向き、
室内の設え準備と、
その活用方法についての解説、
そしてロープレを行う。

ボクは今回、
モデルハウス内に掲示する
B1サイズのパネル(イーゼルを設置)を
デザインするのが役目だったのだが、
実際に目の前にある特大パネルの数々と
対面するのは初めてだったので、
ちょっと、いや、かなり感動する。

デザインする際には、
iMacのディスプレイ上で、
大きく印刷された状況を
アタマの中でイメージしながら、
その文字や写真、図表なんかを
調整していくのだが、
それはあくまで完成予想図である。

こうして目の前の文字、写真、
図表を確認できたことで、
次デザインする際の
アタマの中のイメージと、
完成物とのブレが小さくなる。

いやぁ、
やっぱり現場にくると、
気付きが多いものだ。

その後、
027氏が1枚1枚のパネルの前で、
お客様とどのようにコミュニケーションを図っていくか、
その具体的なトークを小ネタを交えながら、
営業メンバーの方々に説明をしていく。

その風景をデジカメにおさめながら、
ボク自身もフムフムと聞き入る。

その使われ方は、
デザイン前の打合せで聞いてはいても、
こうして、実際のモデルハウスの中で、
どのような流れで活用されるのかを
ライブで確認できたことも、
大きな収穫だった。

いやぁ、
やっぱり現場にくると、
気付きが多いものだ。


<今日の逸品>
今回マチクリで、「巻込み二つ折」の
レポートをデザインしたが、
こちらが、その「巻込み二つ折」で作成した
記念すべき第一号。
中に折り込まれるページの幅を
数ミリ狭くデザインするため、
その調整に苦労したのを思い出す。

2008-10-08

ヘアカラーリスト

弟がやってきた。

弟といっても、
2年前にできた弟、
妻の弟で、
高知にいる義弟のこと。

広末涼子ちゃんが、
1年に1回は髪を切りにくるという
モッズヘア高知店で
美容師をしているのだが、
昨日、横浜アリーナで、
ヘアスタイリストのコンテストがあり、
そのイベントに参加していたらしい。

そして今日、
急遽、自由時間が取れたらしく、
急遽、連絡をくれて、
急遽、我が家へ立ち寄ってくれた。

妻の両親と妹は
すでに遊びに来ていたが、
なにぶん弟は美容師の卵だったので、
仕事の忙しさがハンパなく、
これまでは時間が取れなかった。

それが今では、
モッズヘア高知店の枠を超えて、
四国内でも自身の居場所を確立していた。

ヘアカラーリスト。

美容院で髪を染める際に、
髪の質やその日の気候、
傷み具合などを総合的に判断して、
色彩学の知識を活かして、
最善のカラーをピックアップし、
最善の技術で染め上げるスペシャリスト
・・・のことだが、
このヘアカラーリストという肩書の専門家が、
数えるほどしかいないらしい。

欧米では一般的な職種なのだが、
日本においては、
髪を洗い、マッサージをし、
髪を切り、そして髪を染めるまで、
そのすべてをヘアスタイリスト、
つまり美容師さん1人がこなすことになる。

当然、その1つ1つの仕事は、
深くつきつめて極めるまでにはならず、
「それなり」・・・の段階で止まってしまう。

最近、首都圏では、
その技術が注目され、
増えてきているヘアカラーリストだが、
関西以西、とくに四国においては、
片手ほどしかいないらしい。

その1人が弟だ。

ひょんな流れで、
結婚する前の妻と一緒に、
色彩の講座を受講したことがきっかけで、
髪を染める専門家になろう
・・・と決意したのだが、
その選択が正解だった。

どの業界においても、
ゼネラリストが淘汰され、
スペシャリストが生き残る世界に
なってきたんだなぁ。

スペシャリストとして
自宅でデザイン業務をしていたおかげで、
こうして弟と会うこともできたし・・・。

これからも一本の道を
極め続けていこう。


<今日の逸品>
正方形の外観が特徴的な
住宅商品のパンフレット。
正方形の組み合わせだけでデザインした
数十種類のパターンの中から選んだもの。

2008-10-07

オモイデのレポートレイアウト

今日は、
ほぼ1日かけて
マチクリレポートを
デザインレイアウトする。

ほぼ月イチで発行してきており、
次で第6号になる。

これまでは、
027氏の執筆した原稿(エクセル5枚ほど)に
デザインした表紙をつけるだけの、
内容は濃いが体裁はシンプルな、
名前の通りの“レポート”だったが、
今回から本格的に
リーフレット化することになった。

その理由は・・・
住宅営業において
「見せ方」「ビジュアル」の重要性を訴えている中、
ようやくウチ的な販促物も
整備していく時期になったことと、
そして何よりも、027氏的に言うと
(爆)安な印刷会社と出逢えたことが大きい。

小っちゃな会社のため、
会社案内やパンフレット、レポート等には費用を掛けず、
(キャラクターやストラップには掛けているのだが・・・)
都度、社内のコピーで対応していたのだが、
その印刷会社は、
社内コピーをも凌ぐ(爆)安な価格の上、
システムや対応もしっかりした
プリントサービスなのだ。

このタイミングで出逢えたのも、
日頃のオコナイが良かったせいだと、
勝手に思い込みながら、
久しぶりのレポートレイアウトを楽しむ。

そういえば、
前職のコンサル会社で働く
最初のきっかけになったのも、
このレポートレイアウトの仕事からだった。

そういえば、
そのきっかけを与えてくれたのも、
前職で働いていた027氏だったっけ・・・。

巡りあわせって、
おもしろい。


<今日の逸品>
こちらも、レポートの表紙。
24ページ・・・ボク史上最高のページ数だった。

2008-10-05

祭りのあと

セミナーイベントの
興行のお手伝いに、
027氏と西方へ出向く。

なかなか新規の顧客を
集められなかったり、
OBのお客様との
ふれあいの機会が
少なかったりと、
アタマを悩ませている
会社さんには
ベストマッチなセミナーで、
また、副産物として、
1つの大きなイベントの
準備・運営を
社内全員で協力して行うことで、
社内の団結力UP、
モチベーションUPにも
つながっていく。

今回は準備期間が短く、
前日、当日の朝まで
ちゃんと運営できるか心配だったが、
フタを開けてみれば、
悪天候で肌寒い天気にも関わらず
70名ほどの、主婦を中心としたお客様にご来場いただき、
盛況のうちにイベントを終えることができた。

苦戦していた新規の分譲地を
見学したいというお客様も10名を数え、
今後の営業的にも明るい日射しが見えた。

イベント屋ではないので、
セミナーの成功でチャン・チャン・・・ではなく、
ここから先、少なくとも1組が
新規分譲地の契約につながることで、
はじめて成功といえる。

先方の営業メンバーも、
後方支援するマチクリも
ここからが勝負!

それにしても、
今日のセミナーの収納術
・・・ためになったなぁ。


<今日の逸品>
提携していた青山のインテリアショップの
輸入家具フェアのチラシデザイン。
イスに何十万~何百万って、
ボクにはわからない世界が広がる。

2008-10-03

パワースポット

銀座オフィスで、
明日からの出張準備。

そこには、
マチクリ初の
商品パンフレットが
刷り上ってきていた。

その名も・・・。

ん~、またしても、
斬新なネーミング・・・。

“あなたの会社の販促次長”となるべく、
秋の普及強化月間が始まる。

ずっとPCの画面上で、
デザイン確認をするだけだったので、
久しぶりに印刷物となった
アウトプットを手にすると、
とても感慨深い。

やはりデザイナーとして
その子供たち(作品と呼ぶには
オコガマシイので・・・)が、
世に出ていく姿や、
人と触れ合っている姿を見るのは、
なんともいいもんだ。

その新商品の申込書を印刷する
カラーコピー用紙を買いに、
銀座一丁目のオフィスデポまでウォーキング。

六丁目のオフィスからだと、
7、8分の散歩コースだが、
夕方のキリッとした空気を感じながら、
銀座を歩くのはとてもキモチいい。

観光客らしき外国人や、
出勤前のお姉さん、
電話をしながら早足のサラリーマン、
大声で笑うオバサマ集団、
竹馬に乗ったランドセル小学生?

・・・いろんな人種が行き交うこの場所は、
ホントに人間ウォッチングが楽しい街だ。

とても景気が深刻なほど悪化している
国とは思えない・・・。

そこにいるだけで、
元気を充電できる銀座って、
やっぱりスゴイ街だ。

さぁ、日曜日のセミナーでの、
映写係兼、音響係兼、雑用係、
ガンバリマショー!


<今日の逸品>
地域情報詩の記事広告。
縦書きのレイアウトは、
全デザイン物の1/20くらい・・・。
それゆえに、
勘を取り戻すまでに、
毎回少々時間を要する。

2008-10-01

処女作1987

昨年の秋から、
このブログを始めたのだが、
ここ2か月くらいで、
3、4人からたて続けに、
同じ質問をもらった。

「右にあるグリーンの目ん玉みたいのって何??」

そうですね・・・、
確かに何の説明もなく、
ずっと右にあり続けたので、
当然の疑問です。

一言で言うと、
ボクのグラフィックデザイナーとしての
処女作であり、
ボクのロゴマークと
いったところ。

中学2年生のとき、
理由は忘れてしまったが、
自分のマークを作ることになった。

ちっちゃい頃、
ボクは目がタレ目だったので、
(今も変わってないという噂もあるが・・・)
パンダに似てると言われており、
中学生のボクが、
自分のマーク・・・と考えたときに、
真っ先にパンダが浮かんで、
そのパンダの目をデザイン化したものだ。

今日にいたるまで、
数えきれないほどのロゴマークを
デザインしてきたが、
振り返れば、このマークが
一番最初にデザインしたロゴである。

3つの円と、
1つの楕円の組み合わせだけでできた
シンプルなマークながら、
デザインでご飯を食べるようになった
今のボクからみても、
中学生ながら、
なかなか完成度の高い
デザインなので、
この年になるまで、
ずっと使い続けてきたマークだ。

会社を辞めて学生だった際の自分の名刺や、
結婚したときのマリッジカード、
毎年の年賀状などに、
さりげなく使い続けているので、
興味のある方は(ないか・・・)、
見返してもらうと発見できるはず。

ちなみに、
ロゴ左下の「NOMOTO」も、
同じときにデザイン化したもので、
「O」が3つ並ぶアルファベット表記が面白かったので、
ちょっとボールを意識して弾ませてみた。

・・・という訳ですので、
今後とも本人共々、
パンダ目のロゴのほうも、
宜しくお願いします。


<今日の逸品>
その処女作。
もちろん当時は、
イラレを使えなかったので、
画用紙に色鉛筆で描いていた。
偶然、背景の緑が、
マチクリグリーンと
近似色となっていた。