2008-06-30

いきものみっけ

温暖化がどうの、
CO2がどうのって言うと、
ちょっと難しそうで堅苦しいイメージが
どうしてもつきまとってくる。

そんな問題に気軽に参加でき、
調査員を気取ることができて、
それでいて、地球の変化を実感できるイベントが、
明日、7月1日にスタートする・・・らしい。

「いきものみっけ~100万人の温暖化しらべ~」

というのがそれで、
主催者は「環境省生物多様性センター」。

お役所にしては柔軟な発想とアイデアで、
ちょっと見直した。

「毎年セミの鳴き出す時期って早まってない?」

「昔よりも雨の降る量が増えてる気がする・・・」

・・・など、身近に起こる
自然環境の変化を知ることで、
ひとりひとりの温暖化に対する意識を
変えていこうというもの。

参加は簡単で、
季節ごとに出されるお題(調査対象)を、
それぞれが生活する地域で見つけたら、
携帯やネットで報告する。

最初のお題は、
  「ミンミンゼミが鳴き声が聞こえた日」
  「ツクツクボウシが鳴き声が聞こえた日」
・・・だそうだ。

集められた情報は、
web上にリアルタイムに公開されて、
最終的にはビジュアルコンテンツとして仕上がるらしい。

小学校の自由研究のようなハードルの低さと、
ゆるゆる加減がなんとも言えずワクワクする。

明日から、
セミの鳴き声が
気になってしかたがなくなるかも。

eco-resoからの情報でした。


<今日の逸調査>
いきものみっけのロゴ。
生物の多様性と、発見した喜びを表しているらしい。
良かったら、参加してみてください。

2008-06-28

アジサイとスイミー

今日は、
マチクリメンバー全員が
銀座オフィスに集合しての打合せ。

日夜、それぞれの戦場で戦っている兵士が、
次の任務の伝達を受けるため、
前線基地に戻って
作戦会議をしている感じだろうか。

ボクも向こう2週間の役割を確認して、
再び戦場へと戻る。

この戦場、
最近はアジサイが見ごろとなっている。

大船駅へと向かう砂押川沿いの小路、
春は見上げると桜が満開になるが、
梅雨は足元にアジサイが咲き誇る。

我が家の玄関先でも、
一株だけのアジサイが
帰りを出迎えてくれる。

小さな花の集合体であるアジサイは、
小学校の教科書に出ていた
「スイミー」の話のように、
なんだかボクらに
勇気を与えてくれる。

「みんな集まれば強くなれるんだよ」って。

夜、
鎌倉にアジサイデートに
来ていた親友と合流して、
美味しいビールを飲む。

ちっちゃなボクらだけど、
これからも手を取り合って、
おっきなスイミーを目指しますか。

写真ありがとう。

対処に困ってます・・・。


<今日の逸品>
畳屋で取り扱うサービスをまとめた
なんでもメニュー表。
最近の畳屋は生き残りのために、
ホントに“なんでも”やってくれる。
雨漏りやカギのトラブルまでもとは・・・。

2008-06-26

スタートの予感

街づくり・・・と一言にいっても、
そのくくりが大きすぎて、
なかなか全体像やそのスタートが見えにくい。

ただ、グラフィックデザイナーとしての街づくりは、
これまで何度となく繰り返してきたので、
そのスタートの合図は、
肌で感じることができる。

今、まさに新しい街づくりがスタートした。

ボクにとってそれは、
027氏からの新しい依頼から始まる。

次に仕掛ける分譲地の
ロケーション調査をして、
そこに住むターゲットを調べて、
背骨の通ったコンセプトを定めて、
心に響くキャッチコピーを決めて・・・と、
ここまでは同行したりしなかったりだが、
その次の商品開発と平行して発生する
027氏のアタマの中を“ビジュアル化”することが
ボクにとってのスタートの合図だ。

分譲地のロゴ、
のぼり、横断幕、野立看板などの外装品、
ホームページのTOPページ、
モデルハウス内外の看板・・・と、
この辺りが街づくりの
初期段階で発生するデザインの数々。

これから始まる新しいプロジェクト、
その先の、人々が暮らす幸せな街並みを想像して、
ワクワク、ウキウキしてくる瞬間だ。

一方で、
その初期段階のデザインの数々が、
新しい街のイメージを決めてしまうので、
ドキドキの瞬間でもある。

ともあれ、
新しい街づくりの一部を担える喜びをかみしめながら、
デザイン、デザイン・・・の日は続く。

<今日の逸品>
先日の逸品で紹介した
ブックカバーデザインの別バージョン。
携帯で話す真剣な女性と、
そのアタマに重なる変なロゴの対比。
写真選びに1日を要した苦い思い出が蘇る・・・。

2008-06-24

母のこと家族のこと

6月24日、
今日は母の61歳の誕生日。

親友や知り合いのバースデイには、
おめでとうメールを送ったり、
ちょっとしたプレゼントを渡したりしても、
家族となると照れくささもあり、
会社帰りに自分の食べたいケーキを
買って帰るくらいだった。

・・・今までは。

それが、結婚してからは、
誕生日や敬老の日、母の日・父の日など、
イベント事にとっても敏感になった。

妻の育った環境は、
当たり前のように家族同士でプレゼント交換をし、
手紙を書き、外食をして、
普通におめでとうを口にしてきたので、
2年前から、その風習が我が家にも移ってきた。

食べ物や習慣、しきたり・・・
高知と神奈川での地域間ギャップだけでなく、
“妻家”と“ボク家”の家庭間ギャップも結構あるものだ。

2年経って、
だいぶ両スタイルが混ざり淘汰されて、
新しいスタイルが出来つつあるが、
それでも、まだまだ新しい発見がある。

これが結婚の面白さなのかもしれない。

で、今回の母の誕生日。

テーマは初体験・・・。

これまで母が自分では選ぶことのなかった銘柄の
生活消耗品(食器洗い洗剤や消臭ポットなど)
の詰め合わせをプレゼント。

自然食で有名な今流行りのランチバイキングに
父も一緒に招待。

ゴマせんべいが好きな母なので、
これまで口にしたことのない
ちょっと変わったゴマせんべい・・・。

まだまだまだまだ、
恩返しをしなければならないので、
どんどん新しい刺激を受けて、
元気に長生きをしてもらいたい。

「来年のプレゼントも楽しみにしてて」・・・と伝えると、
「そろそろ孫を抱きたいわ」・・・との返事。

なるほど、そう来ましたか。


<今日の逸品>
梅雨限定の新聞記事風の折込チラシ。
それ自体が呼吸をする畳の能力をもってしても、
日本の梅雨は手強い敵となる。
記事を読んで恐れをなした近所の客が、
畳替えに走る・・・煽り広告。
JAROに訴えられないように、
その内容は正確に・・・。

2008-06-23

ニョクマムの香り

今日は、
グラフィックデザイン魂を封印し、
銀座オフィスにて、
ITシステム課長となる。

10時からのミーティングだったので、
かなり久しぶりに、
通勤時間帯の東海道線に
たっぷり揺られてみる。

サラリーマン時代には、
(まぁ、今もサラリーマンである訳だが)
ちょっとの隙間を利用して
新聞や雑誌を読んでいたものだが、
オヤジ臭(まぁ、ボクもオヤジの年代である訳だが)と、
朝にはキツイ香水に囲まれていると、
パワーを吸い取られ、
何かをする気はおこらない・・・。

こうしてみると、
自宅でデザイン業務ができる今の環境は、
恵まれていると実感するともに、
ヒトの感覚は環境によってマヒするものだ
再認識させられる。

五感+第六感が鈍らないように、
周りの環境を保っていかないとなぁ。

・・・ということで、
昼ゴハンにはイトシアの地下で、
002氏とベトナム料理に触れ、
帰りの東海道線では、
新橋駅のホームで声を掛けられた
江ノ島に観光に行くというオーストラリア人家族に、
グリーン車内でカタコトの観光ガイド

新しいエンジンを積んで、
新しい世界に触れ、
またボクも、マチクリも加速していこう。


<今日の逸品>
“人間力”をベースとしたコンサル商品の
ロゴデザインイメージボード。
ボクの1番のオススメは、
いつも無意識に左上に配置している
ということを027氏に見抜かれて
あらためて振り返ってみると、
このときもやはり・・・。
最終決定も左上。
第一希望が通る確率は結構高い。

2008-06-22

レイニーサンデー

ようやく梅雨らしくなった
雨の日曜日。

妻とインドアな1日を過ごす。

・・・とは言え、
いつも自宅でのデザイン業務が続き、
OFFくらい外へも足を運びたかったので、
ラゾーナ川崎まで映画&ショッピングへ出向く。

大船から乗り換え無しで20分ちょい、
川崎駅と連結していて雨にも濡れず、
マイフェイバリットなブランドやショップが揃っているので、
たまに横浜を通り越してやってくる。

日本最大のチネチッタ、TOHOシネマズ、
109とシネコンが集まる川崎は、
客足が分散するせいか、
みなとみらいほどにはごった返してなくて、
ちょうど良い。

先日ここに書いた
三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」を見たが、
演劇の延長線上にあるような、
三谷作品らしい
出来の良い内容だった。

ディズニーランドの
ビッグサンダーマウンテンに乗って、
山肌に仕込まれた様々な仕掛けを探すために、
何度も何度もリピートしてしまうように、
映画本編には関係ない、
いろいろな仕掛けでほくそ笑むために、
画面の端から端までなめ回してしまう・・・
そんな感覚だ。

タイミングよく、
22日の今日は
夫婦・カップルデーで、
1,000円ポッキリ。

費用対効果の良い、
充実した2時間半だった。


<今日の逸品>
最近お目にかからなくなったが、
志村けんと研ナオコのCMでお馴染みの
あの商品の体験館のロゴ。
Pを囲む色相環のカラー配置で、
美術の授業の記憶が蘇る。

2008-06-20

宇宙の寿命

平常のデザイン業務に戻った一週間。

ほぼMACとにらめっこの一週間だ。

20日〆の経費精算をまとめていても、
交通費が起業当初の1/4ほどに圧縮されている。

これも027氏が全国を駆け巡り、
遠隔操作をしてくれる環境のおかげである。

今後もこの調子で、
CO2の削減(?)に貢献していきたい。

話は変わるが、
先月のねじれ国会の中で、
やけにあっけなく「宇宙基本法」が成立して、
宇宙空間の開発について規定がされたが、
地球ばかりでなく、その宇宙にも寿命があるらしい。

6月12日のブログに書いた「2012年世界の滅亡」が、
万が一(?)、起こらなかったらの前提だが、
現在も続いている宇宙の膨張が加速していき、
最終的には全ての星が燃え尽きて、
静寂の闇だけになるという。

「静寂の闇」・・・の意味がボクの脳では理解できないが、
それ以降、ボクたちの子孫が存在していることはありえない。

温暖化を食い止めて、
地球の寿命を少しばかり長くしても、
結局、宇宙そのものが無くなってしまうことを考えると、
なんだか途方にくれてしまう。

その寿命の日だが、
宇宙物理学の佐藤教授によると、
100兆年後らしい。

宇宙の誕生から現在までが、
だいたい130億年と言われているから、
この時間をあと1万回繰り返すことになる。

今を生きているボクらには、
想像がつかないほど遠い未来のことだが、
その時代を生きている世代の人たちには、
生死をかけた大変な問題なわけで・・・。

話が大きすぎて、
訳がわからなくなるが、
たとえ終わりが見えていても、
最善をつくすこと・・・が重要なように思う。

絶対、間違いなく、100%
・・・ということはありえないので、
最善をつくしていれば、
別の未来がやってくる可能性もある・・・と信じて。


<今日の逸品>
過去デザインしてきたロゴの中で、
一番ぶっとんでいた逸品・・・。
今後も、「バーリ・テュード」主義が、
マチクリの基本スタイルであり続けることに変わりなし。

2008-06-18

あなたの喫煙が高齢化社会を支えます?

今日、ふと気がついた。

とくに禁煙をしている訳ではないのだが、
最後にいつ、どこで吸ったか
思い出せないほどに
ずっとタバコを口にしていない・・・。

おそらく、
タバコを吸い始めてから、
過去最長のインターバルだ。

以前から、
吸わなければ吸わないでいられたのだが、
飲みにいったり、カラオケをしたり、
相談にのったり、仕事の打合せをしたり・・・という場面で、
その時々のパートナーが吸っていると、
ボクも手持ち無沙汰になって、
一緒に吸っていた。

けれど、今は・・・

自宅では、
2年前に新築してから
家の中では吸わなくなり・・・

仕事では、
マチクリを起業してから行動を共にしている
27氏はタバコを吸わず、
マチクリの銀座オフィスは全館禁煙で・・・

プライベートでは、
健康志向や結婚・出産を機に
タバコを辞める親友や飲み友達が増え・・・

世間でも、
タスポが無いと自販機で買えなくなったり、
超党派議員が1箱1,000円で動き出したり、
神奈川県では、県内の全ての飲食店を
禁煙にする条例の整備をし始めたり・・・。

こう整理してみると、
タバコから遠ざかっているのも納得だ。

これで、子供が出来たら、
さらに吸う機会は激減するだろうが、
今後もずっと、禁煙・・・とはしないでおこうと思う。

タバコを吸うことは、
間違いなくマイナスに作用することが多いが、
ボクにとってプラスになったことも、
たくさんあった。

これからも、
直感でプラスになると感じた場面では、
状況を考えて、判断していきたい。

まぁ、今後、
プラスって思える機会は
そんなに無いだろうけど・・・。


<今日の逸品>
某大手コンビニ「A●/P○」FCの
オーナー&店長向けワークショップへの参加募集チラシ。
住宅も、車も、飲食も、小売も、
背骨となる勝利の方程式は変わらない。

2008-06-16

プロ魂

ザ・マジックアワー。

製作のフジテレビ以外のキー局にも
出まくっている三谷幸喜はどうかと思うが、
独特の三谷ワールドは、
いつもクリエイター心をくすぐられる。

仕事の合間にぜひ、
見にいきたい映画である。

今回は、
日本最大の東宝の映画スタジオに、
街全体のセットを作り上げてしまったというのだから、
“街づくリエイター”としても、
押さえておきたいところだ。

以前、我が家の近くに、
松竹の大船撮影所があったので、
何回か見学に行ったことがある。

本物ソックリに出来た街並みは、
(寅さんの柴又商店街のセットが多かったが・・・)
遠近法を使って、遠くの建物ほど
実際の大きさよりも小さくできていた。

セットの奥のほうに入っていくと、
子供のボクでも巨大化して、
ウルトラマンかゴジラにでもなったように、
錯覚したのを覚えている。

「マジックアワー」のメイキング番組を見ていたら、
やはり同じ手法が使われていた。

ただ違うのは、
建物や街がハリボテではなく、
そこに本当にひとつの街が存在していて、
建物の外も中も裏側や影に隠れる部分まで、
世界観通りに再現されていること。

その架空の街には、
作りこまれたポスターや、店に並ぶ様々な商品、
ストーリーのあるオブジェ、落書きなどが、
職人の手によって本当に細かく作られている。

それだけ時間と手間と費用をかけて配置した、
ストーリーのある小物や風景も、
映像として残るのは限られているんだとか・・・。

勿体無い話だが、
驚いたのは、三谷さんと職人さんとのやりとり。

三谷さん「ボク、貧乏性なもので、
      ここまで作り込んでいただくと、
      できるだけ多くのポイントを画像として
      登場させたくなっちゃうんですよね。」

職人さん「その必要はないですよ。
      たとえ映画の本編に映像として登場しなくても、
      役者さんの目には入ってる訳ですから。
      それで役者さんが、よりその世界に入り込んで、
      キモチのこもった演技につながれば本望なんです。」

三谷さんも天才だが、
職人さんのコトバにも重みがある。

クリエイターとしての心構えに、
大きな気付きをいただいた。


<今日の逸品>
世界的企業、Tヨタの営業統括部門の提案書。
プロジェクトでの右肩上がりの成果を暗示する
左下標識の「矢印」が表向きのポイントだが、
前述の職人さん的には、
写真に込められた意味のほうが
大事な要素かも・・・。

2008-06-14

足音

ミャンマーから四川、
岩手・宮城へと、
天災が近づいてきた。

東海地震や首都直下型地震、
温暖化による台風の大型化などで、
ここ関東もいつ被害を受けてもおかしくない。

ブラウン管の向こうの、
映画のワンシーンのような惨状を
対岸の火事と背を向けず、
地球人全体の問題として、
捉えていかなければならない。

昔、イエモンも歌っていた・・・。

  外国で飛行機が堕ちました
  ニュースキャスターは嬉しそうに
  乗客に日本人はいませんでした
  いませんでした
  いませんでした

  ボクは何を思えばいいんだろう
  ボクは何て言えばいいんだろう

  こんな夜は逢いたくて
  逢いたくて
  逢いたくて・・・

  君に逢いたくて
  君に逢いたくて
  また明日を待ってる

君=全世界の人々とまではいかなくても、
一人ずつ、一人ずつ、
“君”を増やしていきたい。


<今日の逸品>
ブックカバーデザインのボツになったほう。
顔の見切れた横断歩道を歩く群衆に、
何を考えているのかわからない「暗黙」をダブらせた。

2008-06-12

恐怖の大王再び

1週間近く続いた昨日までの編集者から、
ようやくいつものグラフィックデザイナーに戻ってきた。

仕事のボリュームは変わらなくても、
やはりキモチの余裕が変わると、
精神的に健康になる。

編集者としてのコツも、
最後になってつかめてきたので、
次回の冊子編集の際は、
20%ほど時間短縮できそうだ。

昼休みに銀行に行った帰り、
商店街のラックにあったR25を手にして、
ペラペラとめくっていると
衝撃の記事に遭遇。

「2012年12月22日人類滅亡」

10年ほど前には、
1999年12月31日に空から例の大王がやってくるという
ノストラダムスの終末論が一世を風靡し、
ボクも心の片隅では本当に何か起きるんじゃないか・・・と、
覚悟を決めて(?)、その日を迎えたのを覚えている。

そして今また、
4年後に訪れる人類の最期の日が
注目を集めているらしい。

なんでも、
高度な天体観測技術を持ったマヤ文明の「マヤ暦」が、
2012年12月22日で終わっていることから、
この日以降に地球は存在しないのでは・・・という考えらしい。

マヤの予言はこれまでも、
ことごとく現実になってきているので、
この予言も・・・と、
ネットや書籍などで話題になっているのだとか。

隕石の衝突や、宇宙人の侵略、
恐怖の大魔王の登場など
外的な要因で滅びるなら仕方がないが、
環境破壊や地球温暖化など、
自分たちの手で
滅亡の扉を叩いてしまっては
どうにもかっこ悪い。

まぁ、信じる信じないは人それぞれだが、
いつ地球の、人類の、自分の最期を迎えても
悔いが残らないよう、
毎日を全力で生きていきましょう。


<今日の逸品>
最初で最期?の街の畳屋さんのロゴデザイン。
「畳」の旧字である「田」が3つ並んだ字体を元に、
い草の穂が周囲を囲んでいる。
そういえば、畳は温暖化の抑制にも
効果があるって言ってたなぁ。

2008-06-10

パールパワー

ようやく西のほうの会社さんの

ロケーションブック全4冊の
最後の1冊の編集が完了した。

40~50ページの冊子4冊を仕上げるのに、
結構なヒットポイントを消耗し、
生活リズムを犠牲にしてしまった。

この何十倍ものボリュームと企画を盛り込んだ
巷に溢れている週刊誌たちは、
これ以上の作業を積み重ねているんだろうなぁ・・・。

ちょっと、尊敬してしまう。

明日は、
東のほうの会社さんの
ロケーションブック1冊が控えている。

重なるときは重なるものだが、
また気分一新、頑張ろう。


マチクリが、
環境分野に進出(?)してから、
世の中のエコや環境関連のニュースに
つい目が留まってしまうのだが、
ボクの情報源「eco-reso web」を読んでいての、
環境問題についての気付きをひとつ。

真珠貝を育てて大阪の川をキレイにしよう・・・という
大阪のNPO法人が今、注目を集めているそうだ。

なんでも、真珠貝は水中のリンやチッソを含んだ
植物プランクトンを食べて大きくなるので、
1日にドラム缶1本分(200ℓ)もの水をキレイにしてくれるという。

そこで、この真珠貝のオーナー(1匹8,000円だったかな・・・)を募って、
うまいこと真珠ができたら、自分のものになる。

4年間じっくり育てて、
もちろん真珠ができなくても保障はされないが、
その4年間で、川の水1日200ℓ×365日×4年分の浄化に
貢献できるという仕組みだ。

どんなことにでも当てはまるが、
どうせやるなら楽しみながらやらないともったいない。

あらためて、
その想いを強くしたニュースだった。

明日も1日、楽しもう。


<今日の逸品>
今後の商品開発の方向性を見極めるために、
過去の実例や建築家の厳選プラン10案の中から、
ベストプランを投票しよう・・・というコンテスト企画のビラ。
予想以上の反応があったが、裏ゴールは達成できず・・・。
まぁ、そんなに甘くはないのであった。

2008-06-08

もうひとつの夢

先週に引き続いて、
地元ドライブの日曜日。

大船から江ノ島へ向かう
湘南モノレールの下を走る県道から
一本外れた西鎌倉の住宅街で、
雰囲気のよいパン屋を見つけた。

明日の朝食のパンを買っていこう、
と妻が何気なく言ったので、
偶然立ち寄ったのだが、
これがボクの心にヒットした。

パン、というかイースト菌の香りが大好きで、
海外の有名なベーカリーの支店や、
雑誌などに取り上げられた有名店のパンも、
これまでたくさん味わってきた。

さすがに、美味しい。

コンビニやスーパーの菓子パンにも、
よくお世話になっている。

これはこれで、
比べられない美味しさ。

今日、立ち寄ったのは、
優しそうなご夫婦が切り盛りする
街の小さなパン屋さんで、
無添加の手作りパンが並んでいた。

4種類の色とりどりのメロンパンや、
胚芽の生地を使ったフォッカチャ、
真っ白なテーブルロールなど、
けして種類は多くないが、
愛情のこもった作品たちが、
手書きの親切なポップと共に
自分たちの指名を待っている。

ボクたちが選んだのは、
ガーリックの効いたフランスパンと、
手作りソーセージを挟んだクロワッサン、
そして、オリジナルのラスク。

どのパンも、
本場の味・・・というよりも、
日本人の口に合うように、
とことん追求した・・・といった感じで、
初めて食べるのに、
とても懐かしくてやさしくて、
ホッとする味だった。

高級な牛肉を使って、
一流のシェフが作った「ビーフボウル」よりも、
薄っぺらいバラ肉を使った
吉野家の牛丼のほうが断然美味しい・・・
といった感覚に近いだろうか。

思い出した・・・。

こんなパンが食べたかった、
作りたかったのだ。

最近、ずっと手をつけていなかったが、
久しぶりに小麦粉をこねて、
イースト菌の香りに包まれたくなった。

グラフィックデザイナーになる夢は、
一応かなったので、
もう1つの夢だった「パン職人」への道も、
細く長くつなげておこう。

そして、ラスク・・・。

ボクの中のラスクに対する認識が、
塗り替えられた記念すべき日にもなった。


<今日の逸品>
某イベント用に作成した
コンセプト住宅のパンフレット。
ガレージとスタジオのあるRC住宅を、
まだブーム到来前のオレンジカラーでまとめる。
当時最先端を走っていたミラノサローネの
インテリアリーフレットを参考に・・・。

2008-06-07

+1でいこう!

6月はエコ月間ということもあり、
土曜日の今日も環境問題をテーマにした番組や
イベント、企画で溢れている。

NHKでは、
藤原紀香をパーソナリティに
終日の環境特番。

仕事をしながらの、
“ながら視聴”だったが、
秋に脂ののった秋刀魚が食べられるのは、
あとわずからしい・・・という場面で、
マウスの手が止まってしまった。

それは困った・・・。

横浜では、
中田英寿の呼び掛けで企画された
環境問題啓発イベント「+1フットボールマッチ」に、
世界のスーパースターが集結。

先日のW杯予選のオマーン戦には
ほとんど集まらなかった観客が、
今日は6万3,000人!

まぁ、環境がどうの・・・と、
深く考えての行動ではないと思うが、
ひとつのキッカケにはなっただろう。

窓の外からは、
あたたかい風に乗って、
フリマ開催を告知するアナウンスが聞こえてくる。

『使えるものを最後までムダにしないことから、
家庭のエコを始めましょう!』
なかなかしっかりとした
フリマの主催者である。

そして、折込チラシにも、
住友不動産の「エコ住宅キャンペーン」、
トヨタの「クラウンハイブリッド試乗会」、
地元スーパーの「鎌倉野菜-地産地消フェア」・・・。

本当に、
どの業界もエコ、エコ、エコ・・・である。

  利益の一部を
  未来の地球と子供たちに還元する

マチクリの、027氏の決断は、
間違っていないと確信した。

仕事を通して、
家庭を通して、
できるところから、
コツコツと頑張っていこう。


<今日の逸品>
何度となくデザインしてきた販促ツール「うちわ」。
コレまでもかなり好評だったが、
環境問題が脚光を浴びる今年の夏は、
自分の手で風を作り出すという
このエコそのものなアイテムが、
再び脚光を浴びるはず。

2008-06-05

人脈の勝利

アップルが動いた。

MACではなく携帯電話の話だが、
全世界で500万台以上の販売を記録している
「iphone」(iPodがくっついたタッチパネル携帯電話)が、
今年中に日本で発売されることになった。

他の世界の国々では全て、
業界をリードするシェアNo.1の通信業者から
リリースされてきているのだが、
日本では、docomoではなく、
シェアNo.3のソフトバンクから・・・とのこと。

アップルと孫さんの関係から言えば当然だし、
今の勢いから考えれば当たり前の選択だろう。
これで、
ソフトバンクの勢いがさらに加速し、
日本の携帯の勢力図が一気に変わるはず。

CM好感度調査で1位を独走し、
その人気で、白戸家のおにいさん(外人さん)が、
キムタクを超えたというニュースもあった・・・。

マーケティングと人脈、
やっぱり大切だなぁ。

久しぶりの銀座オフィスでの
マチクリコアデーの帰り、
東海道線グリーン車、車内にて。

体調を崩していた中でのアルコールがひびいて、
このまま大船を寝過ごしそうな勢いだったが、
これを書いていたおかげで、もう大船だ。

では、おやすみなさい・・・。


<今日の逸台>
その「iPhone」。
アイフォンではなく、アイフォーンと読む。
iPodを搭載していることよりも、
タッチパネルの快適な操作性のほうが
人気の一番の理由となっているらしい。
どうしよう・・・買い変えるべきか
・・・それが問題だ。

2008-06-03

編集生活24時

月曜日からスタートした
編集監禁生活も、
ようやく48時間を迎える・・・。

関西のロケーションブック4冊+千葉の1冊。

計5冊を同時期にレイアウトデザインするという
過去に例のない盛況ぶり!

終わりが見えないというのは怖いもので、
どこで休憩を取ればよいのか、
いつ睡眠を取ればよいのか、
その判断が難しい。

「もう1ページ終わってから」

「この写真の加工が済んだら」

「次の章に入るまで」

あと少しだけ進めておけば明日がラクだろう、
と考えていると、
結局、先へ先へと進めてしまい、
パワーが無くなったところで
やっと手が止まる。

外も雨が降っていて、
日時計がくるっているせいもあり、、
完全に朝、昼、夜の感覚がズレてしまった。

ただ48時間目、
2冊目の終わりが見え始めた今、
ようやく1冊をレイアウトする編集リズム
というのを掴んだ気がする。

遠すぎるゴールではなく、
1冊、1章、1ページ、1段落、1写真・・・の、
手前の小さなゴールを
ひとつひとつクリアしていくこと。

前職のコンサル会社で学んだ概念だ。

まずは、金曜日中に提出する3冊/5冊分の
ゴールテープが微かに見えてきたので、
中間スパート、頑張ろう。

・・・の前に、
仮眠タイム、入ります・・・。


<今日の逸品>
仲介業者に自社の商品をアピールしてもらう
紹介キャンペーンのDM。
アイデアは良かったが、
気心の知れた数社さんからの
数件の紹介しか無かったように記憶している。
まぁ、5,000万円を超える高額商品なので、
たった1件だけも紹介につながればウハウハなのだが。

2008-06-01

天空の街

先週の週末は九州でのイベントだったため、
約2週間ぶりの休日。

太陽の陽射しを浴びながら、
昼までウトウトと夢の中をさまよい、
午後から妻と買い物&ドライブへ繰り出す。

父の日が近づいてきたので、
鎌倉と高知の父へ、
それぞれのプレゼントを物色。

偶然、どちらも電化製品・・・
ということになった。

鎌倉の父は、
ガン摘出後の療養を機に
この4月で仕事を退職し、
掃除や片付け、洗濯、庭木の手入れなど、
家まわりの世話をするのが趣味となっているので、
布団乾燥機をプレゼントすることに・・・。

これから梅雨に入るので、
屋外に天日干しのできない日は、
家中の布団を喜んでフワフワにしてくれるだろう。

高知の義父は、
職業病で足先(ふくらはぎ~つま先)を
マッサージしないと眠れないようになってしまい、
これまでは義母が毎日毎日マッサージをしていた。

義父も義母もラクになる何か良い方法はないか
・・・と妻と考えていたときに、
偶然、空気圧を利用した
足先のマッサージ機の存在を知る。

鎌倉の父がガン摘出手術後、
まだ寝たままの体制で動けない際、
足先の血行をよくするために、
病院で使っていたのが、
この足先マッサージ機だった。

ネットで調べてみると、
医療用品だが、購入することもできるらしい
ということを知ったのだ。

これからまだまだ
恩返しをしていかなければならないので、
どちらの父も、
元気で長生きしてくださいネ。

その後、
妻が「海まで行きたい」というので、
人混みの鎌倉の海岸を避け、
逗子から葉山方面へ走る。

夕方を回っていたので、
横浜~東京方面へと帰宅する
観光客の渋滞の車列を横目に、
下り線を気持ちよく飛ばしていく。

今日一番のスポットは、
葉山の御用邸を越えた先の山の上、
大学や研究機関、住宅街が整然と並ぶ「湘南国際村」。

沈む太陽の光を浴びてオレンジ色にそまる空と、
眼下に広がる太平洋、
幾何学的なデザインの建物、
緑に囲まれた山の中のコミュニティ・・・。

「天空の街」・・・というのが、
一番当てはまるような、
本当に素晴らしい、
浮世離れした空間だった。

お気に入りのドライブコースに加えよう。


<今日の逸品>
収益物件付き住宅の紹介パンフレット。
収益を「+」で表現し、
あとは写真とコピーだけのシンプルなもの。
振り返れば、この頃のデザインの仕事が、
今でもボクのシンプル&スマートデザインの
ベースとなっている