2011-03-31

今年も残り3/4

例年なら
年度末ムードで
忙しない時だが、
今年は
311以降の
非常事態ムードで
全く違う空気が
流れている。

それでも、
今年に限っての
例外はなく
あと1日で
今年度も終わり、
明日からの
新年度は
いつも通り
やってくる。

2011年も
4分の1が
終了したのだ。

大好きな4月、
我が家にとっても
メモリアルな
4月になるので、
心も新たに
頑張っていこう。

非常事態のせいで
報道も少ないが
新年度ということで、
明日からは
生活に影響を
与える変化も
いろいろあるようだ。

個人的に
気になるのは2つ。

1つは、
右往左往していた
子供手当て。

子供ができて
申請したはいいけど
先が全く見えなかったが、
とりあえず、
これまでと同額で
一定期間継続する
つなぎ法案が
参院委で可決したようで、
良いか悪いかは別として
ひとまず落ち着きそうだ。

そして2つめは
航空機内での携帯電話
使用制限の緩和。

離陸前と着陸後の
ドアが開いている間は
携帯電話が使えるように
なるはずだが、
明日から本当に
使えるのかな。

その他にも、
小麦の値上げで
パン・うどん系の価格が
跳ね上がるとか、
食用油が
値上げするとか、
食生活にも影響が出るが、
食に関しては、
まさに震災と
原発の影響で
その程度で
済むかどうか…。

とにかくも新年度…
がんばろう、ニッポン!


<今日の逸枚>
妻と息子の高知疎開が
長引いているため、
役割を持て余し気味の
我が家のキッチン。
久しぶりにパンでも
焼いてみるかな…。

2011-03-28

遠回り

誰の過去にも
無駄だった時間は
一秒も無い…という。

今、
グラフィックの
デザイナーとして
ご飯を食べさせて
もらっているボクにとって
住宅の営業や
スーパーバイザー
という職歴も本当に
役に立っているのだろうか
…と自問自答した過去は
数え切れない。

その遠回りした3年間分、
デザイン漬けの毎日を
過ごしていれば、
もっとデザインテクニックを
磨けたかもしれない。

その3年間で
デザイナーとしての
キャリアを積み
自信作と呼べる作品を
たくさん産み出せた
かもしれない。

今日、
027氏が体調を崩され、
予定していた打合せへの
出席が叶わなかったので、
急きょボクが代理として
甲府のクライアントさんにお邪魔し、
いつものプロジェクトミーティングを
ボスの代わりに仕切る。

いつもと勝手が違う業務。

しかもアウェー。

自分の土俵である
デザインに絡めた話だけでも
前に進められれば上出来…
くらいに思って臨んだ打合せ。

それが進めていると
やはりデザインだけの話
…という訳にはいかず、
話の前提として営業の流れや
お客様の分析に始まり、
ツールのレクチャーまで
結局は話が及ぶ。

アレ?

とくに緊張もせず、
言葉も詰まらずに
アタマが真っ白…という
事態にも陥ることなく、
なんとか話ができた。

あの若造だった3年間で、
幾度となく社長と対峙し、
専門外の話も自分なりに
噛み砕いて相手に伝えてきた…。

まさしく
あの時の経験が
今日役にたった。

無駄じゃなかったなぁ。


<今日の逸枚>
今年の冬はエアコンを付けず
これ一台で乗り切った。
以外とできるもんだ。
節電、節電…。

2011-03-25

頑張ろう、神戸。

今日は、
デザインの打合せで
兵庫県某市への
日帰り出張。

震災で
沈黙ムードの漂う
東日本と比べて
こちらはいたって普通な
日常の時間が流れる。

それでも社長曰く、
資材の納品が遅れたり、
モノによっては
品薄な商品があったりと
間接的な影響は
西へも伝播している。

目にした
変わらぬ風景。

…でも
良く見てみれば、
東北を応援するポスターが
店の前に貼ってあったり
駅前では高校生が
募金活動を行ってたり
店の照明の半分を消して
節電を行っていたり…と
日本をあげての
復興への願いに
溢れている。

一方で
春のイベントや祭りが
続々と中止され、
夏の花火大会まで
すでに中止の決定が
多くなされていると聞く。

日本全体の自粛ムードは、
東北復興を遅らせる
大きなマイナス要因に
なってしまう。

被災者に
最大限の配慮をしつつも、
可能な限りいつも通りの生活、
いつも通りのイベントを行い、
日本経済をグルングルンと
回していってもらいたい。

とくに、
東に比べれば影響の少なかった
こちら関西以西のパワーは
大きな原動力になるはず。

頑張ろう、神戸。


<今日の逸枚>
震災があろうがなかろうが、
ポストの下に根を張る
我が家のアジサイが
今年も緑の葉を付けた。
何があってもなくても
明日はやってくる。

2011-03-22

洗礼

被災者の
コトバ。

・・・・・
ボクら、
今幸せで
いられる人を
妬んだり、
非難したり
するほどまで
波に心を
さらわれては
いません。

今、幸せな人は
とことん幸せで
いてください。

とことん
楽しんで
ください。

ボクらも
必ず立ち直って
皆さん以上の
幸せを
掴みますから。
・・・・・

この連休、
父、母、祖父も一緒に
高知へ出掛け、
息子のお宮参りを
滞りなく終える
ことができた。

おそらく、
同じ時期に
お宮参りを予定した
家族の何組かは、
断念せざるを得ない
状況であるはず…。

そんなことを考えると、
胸が締め付けられ、
自分たちを
肯定する理由を
無理やり見つけるため
フワフワと気持ちも
漂っていたが、
冒頭のコトバを読んで、
雲が晴れた。

ありがとう…。

こちらが
導いてもらってるなぁ。


<今日の逸枚>
開始直前…
定規でひいたような
空気がただよう
神聖な空間。

2011-03-18

勇気ある変化

変わる変わる…と
外堀から徐々に
固めていたスタバの
ロゴリニューアル。

反対を受けて
直前に中止になった
GAPの例などもあって
半信半疑だったが、
本当に変えてきた。

今回の新ロゴは、
周囲を囲んでいた
「STARBUCKS COFFEE」
の文字をバッサリ削り、
二尾を持つ人魚だけにした
シンプルなもの。

完全リニューアルではなく、
プチカスタマイズ
…といったところか。

これは、
「COFFEE」以外の商品にも
幅広く展開していく姿勢を
表現したものらしいが、
果たして吉とでるか
凶とでるか…。

個人的には、
ヨドバシカメラも今じゃ
主力はカメラじゃないし、
ソフトバンクも、
かなりハードになってるし、
化粧品通販のDHCは
今でも大学翻訳センターの略を
そのまま使ってるし、
「コーヒー」が付いたままでも
いいような気がする。

世間では、
あれだけ根付いたロゴを
今変える意味があるのか、
ノッペリしてしっくりこない、
飽きてるのは内部の人だけ…と
ここまでは散々の言われようだが、
今後の成り行きを
興味深く見守りたいと思う。

慣れるのに、
半年はかかりそうだなぁ…。


<今日の逸枚>
これが噂の新ロゴです。

2011-03-16

できることから…

3.11からもう5日。

何度も目をこすり、
頬っぺたをつねって、
頭を掻きむしってみても、
悪夢からは覚めてくれない。

どうやら
現実であることは
覆せないようだ…。

そんな現実世界で、
柳井さんが10億円、
ヨン様が10億ウォンの
義援金を送ったらしい。

もちろん、
金額が全てではないが、
金額がまとまれば、
大きな力になるのも
また、事実である。

その額を見てしまうと、
ボクらにできることなんて
小さいなぁ…と思えてしまうが、
人口1億人を超える
我ら日本人一人ひとりが、
たった10円ずつ寄付するだけで、
10億円を超える。

1000円ずつで、
1000億円である。

できることから、
とにかく行動に移そう。


<今日の逸枚>
我が家で、マチクリで、
地域で、グループで…
できることから取り組んできた
あっという間の5日間。
マチクリで「skype」を導入したのも
その行動のひとつ。

ますます027氏と
会う機会が減ってしまうが(笑)、
WEBミーティングで済めば、
移動による無駄な時間を節約でき、
エネルギーを抑えて節電の一環になり、
通勤ラッシュの緩和に貢献でき、
CO2の排出も抑制し、
自らも放射能や花粉からの
リスクを回避できる。

いいかも、コレ。

2011-03-13

鉄槌

経済の
先行きが
見通せず、
スポーツや
文化、教育
の世界でも
惨敗続き、
ありえない犯罪の
続発によって
自分の国に
誇りを持てなく
なりかけていた
日本人…。

今回の震災は
皮肉にも
その心を
繋ぎ止める
接着剤と
なってるらしい。

世界中が驚く
日本人の和の精神と
助け合いの心。

あらゆる業界や
企業、個人の
利無理有の行動。

各国からの
日本救済の輪も
表現は適切ではないが、
大波になって
押し寄せてるとのこと。

これまで、
心に従ってきた
ボクらの様々な行動が
間違っていないことの
証明だろう。

全てのことには
理由がある。

今回の震災にも
見えない力が
働いてるとしたら、
この忘れかけた
日本人の誇りを
思い出させるために、
神が与えた試練
ということか。

それにしても、
その代償があまりにも
大きすぎる…。

これほどまでに
大きな鉄槌を落とさねば
今の日本人は
気付くこともできなかった
…ということか。

とにかく、
いろいろ振り返るには
早すぎる。

テレビにお馴染みの
キャスターの顔が映り、
いつものゴミ収集車の音楽や
変わらぬ郵便配達の声を聞くと、
一夜の夢ではなかったのか…と
心を撫で下ろす自分がいるが、
ブラウン管の向こうの
地獄の風景や、
コンビニのガラガラの陳列棚、
営業中止を知らせる
ガススタンドの貼り紙、
交通機関の運休により
陸の孤島となった市内を見ると、
それが現実だと痛感する。

まずは、
一人でも多くの命が救われ、
一秒でも早く日常生活が
復活することをを祈りながら、
一人ひとりができることを
確実に行動に移していく。

それしかない。

がんばろう!ニッポン!!!


<今日の逸枚>
今回の津波の映像を見る度、
太平洋が目と鼻の先にある
高知の実家が心配でならない…。
明日起きてもおかしくない
南海地震の恐怖。
今出来ることは何だろう。

2011-03-11

Pray 4 Japan !!!

地獄絵図。

電気が復旧して
恐る恐る
スイッチを付けた
テレビの向こう側に
我が目を疑い、
言葉を失った。

マグニチュード8.8。

阪神淡路大震災の
180倍という凄まじい
エネルギーは、先日の
ニュージーランドの惨劇も
脳裏に残っていたので、
ここ鎌倉市内でも
今回はダメか…と
そこにある死を感じた。

震度5でこの恐怖…
震源地近くは
どんなだったろう。

海の向こうで
地震の専門家が
語っていた。

 これだけの規模…
 普通に考えたら
 数十万人の死者が
 出てもおかしくない。
 最終的な被害状況は
 これからわかるだろうが、
 2~3万人でおさまったら
 奇跡に等しい。
 日本人の経験則、統制力、
 判断力、助け合いの心を
 我々は大いに学ぶ必要がある。

…と。

現在ニュース画面では、
死者行方不明者合わせて
300人~400人と出ている。

奇跡を起こそう。


明治以降最大、
世界でも5本の指に…と
その被害規模ばかり
大きく取り上げられている。

良く言われることだが、
肉親や親友、同僚を
失った人にとっては、
ひとつの悲しい出来事に
過ぎない。

300人の死者を出した
大きな地震…という括りでなく、
大切な人を失ったという
ひとつの悲しい事実が
合計して300も
積み重なってしまった
…ということ。

森だけを見るのでなく
そのひとつひとつの木
心から手を合わせたい。


<今日の逸枚>
先日四国32番札所で
手を合わせたお地蔵さん。
がんばろう!ニッポン!

2011-03-09

後ろ髪

2月11日から始まった
高知へのプチ移住生活から
約1か月ぶりに帰還した。

出産という
尊い瞬間を共有でき、
その後のクリニックでの
見習い&慣らし期間、
退院後の実家での
沐浴、オムツ替え、
ミルク、運動(遊び)まで
大切な最初の1ヶ月を
家族3人同じ場所で
過ごすことができたのは、
本当に貴重な時間だった。

ボクの仕事柄、
PCとネット環境があれば
どこでも仕事ができる
…とはいえ、
勝手が違うことも多々ある中、
今回の移住を
快く後押ししてくれた
027氏とマチクリ関係者には
感謝、感謝、感謝…である。

また、
将来のマジ移住も
選択肢の1つにある
ボクらにとって
今回のプチ移住は、
GOODな予行演習になった。

長くても1週間程度だった
これまでの里帰りでは
よく見えなかった
ありのままの高知も実感。

結論から言うと、
住めば都ということか…
高知での生活も
全く問題無さそうだ。

もちろん
こっちでの生活と
勝手が違うことも多い。

同じ食材でも呼び名が違ったり、
テレ朝とテレ東系列の局が無かったり、
車が無いと何もできなかったり、
海からの潮風対策が必要だったり、
ゆったり流れる“土佐時間”に
合わせる必要があったり…。

さらに言えば、
マジ移住とはいっても、
高知内に完全に根をおろすのは、
ボクとボクら家族には不可能で、
今とは逆の高知←→鎌倉の
頻繁な行き来が前提になる。

移動費がばかにならないので、
今以上に質素で
自給自足な暮らしが必要か。

折しも
海外の格安航空会社が国内線にも参入
…のニュースが流れていたので、
ぜひ羽田-高知龍馬空港路線を
飛んでもらいたいものだ。

空港まで
見送りにきてくれた
ちびっ子の鳴き声に
後ろ髪をひかれながら、
再び約1ヶ月間の
プチ独身生活に逆戻り。

まぁこれはこれで、
また楽しもう。


<今日の逸枚>
長浜から須崎方面に沈む太陽。
同じ太平洋なのに、
由比ヶ浜や江ノ島、茅ヶ崎あたりから
見る太平洋とは全く別の顔。
黒潮のせいもあるのかな。

2011-03-07

ネーミングぅ~。

子供の名前。

対面するまでは、
あれもいい、これもいいと
良さそうな案が
いくつも出てきたが、
産まれて3週間…
もう今の名前以外
考えられなく
なってしまうから
不思議なものだ。

それにしても、
商品名や会社名、
地名に駅名、芸名…と
リニューアルや心機一転で
変わることも珍しくない
世の中のほとんどの
ネーミングと反して、
子供の名前は
一生変えられないので
責任重大だ。

検討段階で、
少々不安になって
本当に変えられないのか
調べてみたのだが、
家庭裁判所の許可を得て
「正当な理由」と判断されれば
変えることができるらしい。

ちょっとだけホッとした。

正当な理由…が何とは
明記されていないが、
過去に許可された例が
載っていた。

----------------------------
・営業上・世襲による襲名
・家族や近隣に同姓同名がいる
・婚姻や養子縁組の結果、親族と同姓同名に
・珍奇な名前
・難解や難読な名前
・神官・僧侶になる場合や逆に還俗する場合
・帰化した際に日本風の名前に改名
・異性の名前と紛らわしい
・性別を変更し本人の外見と名前が食い違い
・永年使用してきた通称名を本名に
・出生届時の誤り
・別人の同姓同名による犯罪などで迷惑
・バカ親に名付けられたDQNネーム
----------------------------
こうしてみると、
最終的には裁判所判断であるにせよ
正当な理由って、
結構寛大な印象を受ける。

どうですか?

そろそろ皆さんも
名前、変えてみません??


<今日の逸枚>
関東と大差なく
寒い日は寒い高知だが、
庭の桜がもう花を付けていた。
やっぱり“南国土佐”ってことか。

2011-03-04

フロックでも何でもない!

サニブーの愛称で
親しまれた逃げ馬、
サニーブライアンが、
昨夜亡くなった。

人気薄の中、
二回続けてGⅠを
制覇した彼は、
逃げ馬好きの
ボクにとって
歴代最高の
ヒーロー馬だった。

哀悼の意を込めて、
1997年、日本ダービーを
勝ちとった際の
フジテレビ三宅正治アナの
実況をここに捧げたい。

-----------------------------------
サニーブライアンだっ!

サニーブライアンだっ!!

これはもう、
フロックでも何でもない~っ!

二冠達成~~!

これはもう、
フロックでも何でもない~っ!

サニーブライアン、
堂々と二冠達成です!

勝ちタイムは2分25秒9!
上がりの3ハロン35秒!

この上がりでは
後ろの馬は届かないっ!

届きません!

内を突いた
サニーブライアンの逃げ足は
全く衰えることなし!

外からメジロブライトも
そしてシルクジャスティスも
間からランニングゲイルも
飛んできている、
マチカネフクキタル!

…しかし、
勝ったのは…サニーブライアン!!!

いやぁ~、
これは恐れ入りました!

大西直宏、
サニースワローの2着から10年、
ダービー初制覇!!!
-----------------------------------

夢をありがとう。

ご冥福をお祈りします。


<今日の逸枚>
在りし日のサニブーの雄姿。
そういえば、産駒のカゼニフカレテも
応援してたっけな。

2011-03-02

漁師への道

高知の父が
船を購入したことを
昨年12月のここで
紹介させてもらった。

<2010.12.20/父、船を買う。>
http://gra-never.blogspot.com/2010/12/blog-post_20.html

その漁船と
初対面を果たす。

高知浦戸湾に流れ込む
新川川(しんかわがわ)から
引き込まれた
小さな港(船泊所?)に
それは繋がれていた。

聞いていた通りの
まさに「漁船」だ。

船に関する知識は
全くと言っていいほど
持ち合わせていないので、
整備をする義父に
横から質問攻め…。

車と同じように車検ならぬ
“船検”があるということ。

漁業権を持っているので、
高知県内の船泊場は
どこでも無料で
停泊できるということ。

万が一の事態に備えて、
エンジンを2つ
積んでいるということ。

操作方法は車の運転というか
ゴーカートの運転並みに
簡単だということ。

けれどそれを
思うままに導くのは
熟練の技がいるということ。

聞くこと全てが新鮮だ。

今日は波が高く、
繋がれた船に
乗船するだけだったが、
かなりテンションが上がった。

次回、天気が良く
波も穏やかな日に
桂浜の南西沖辺りへ
漁(釣り?)に連れてって
くれるらしいので、
その日を楽しみに、
明日も仕事を頑張ろう。


<今日の逸枚>
父の名前の一字をとって
「カズ号」と命名された漁船。
この船泊場界隈の街並みが
昭和レトロな佇まいで
いい雰囲気を醸し出している。
ゆっくり散策してみたい。