2011-01-18

うれしいこと

今週の土曜日で、
95歳になる祖父。

ついに、
四捨五入で
大台に乗る。

90歳を
超えてからも、
自転車に乗って
隣町の祭を
見学しに行ったり、
前を流れる川に降りて、
草刈りやゴミさらいをしたり…と、
精力的に動いていた祖父。

けれど、
3年くらい前からは、
さすがに身体が
億劫になったようで
積極的な活動が
極端に減った。

昼頃まで
起きてこない日も多く、
一日の半分は
ベッドで横になって
テレビを見たり、
寝たりしている。

それでも、どこか
身体が悪い訳ではなく、
日常生活を普通に
過ごしているので、
この歳を考えれば、
めちゃめちゃ元気なほうだよ…と、
やってくる来訪者たちは
感想をもらして帰っていく。

活動的な祖父の姿が、
脳裏に焼き付いているので、
そう言ってもらっても
少し淋しい心地は
晴れなかった。

それが…である。

ひ孫誕生の
カウントダウンが
張り合いになってくれたようで
年が明けてから、
再び以前の生活に
戻りつつある。

毎朝8時には
寝床から出てくるようになり、
寒い中でもタバコを吸いに
庭先へ出ていくようになり、
減っていた食欲も
復活してしまった。

顔を合わせる度に、
『二人が忙しいときは、
オレが乳母車に乗せて
散歩に出てやるから、
いつでも言ってくれ』…と
張り切ってる。

昨年、足元が覚束なくなって
自分用の手押し車を
購入したことなど
スッカリ忘れている。

まぁ、
これがキッカケで
元気になってくれたなら、
うれしい限りだ。

ベビーカーを押す祖父を
心配な母が後ろから見守り、
その二人を写真におさめるボクら
…という滑稽な図式が
実現できそうだ。

あと1ヶ月。


<今日の逸枚
1ヶ月に1度は食べたくなる、
近所のつけ麺屋のサブメニュー
「チャーシュー丼」。
ボリュームが多く、
これだけを食べたいのだが、
さすがにラーメン屋で
サブメニューだけを注文する
勇気がいまだ持てず。

0 件のコメント: