2010-05-21

宵の明星移住計画

東京でも
30度超の真夏日を
記録した今日の朝、
気温400度の
金星を探査する
「あかつき」が
打ち上げられた。

今年の年末に、
ようやく金星に到着し、
2年間大気等の
観測を行うという。

宇宙とか時空とか未来とか、
途方もない夢物語を聞くと
どうしようもなく
ワクワクする性分なので、
今回もこのニュースを
興味深く見入ってしまった。

そこで、
なんといっても一番興味が沸く
金星における興味の対象は、
「ヒトが移住できるのか」・・・である。

最も移住できそうな惑星は
火星・・・というのが
一般論ではあるが、
科学者の中には
むしろ金星のほうが
実現の可能性がある
・・・という人もいる。

詳細は覚えていないが、
その決め手は
「重力」にあったと思う。

その場所で
長く生活しようと考えると、
ヒトにとって重力は不可欠で、
火星は地球の3分の1で重力不足、
金星は地球の9割ほどで
ほぼ同じ感覚で暮らせるらしい。

ただ、400度もある気温の問題や、
硫酸ガスが充満する
大気の構成を考えると、
地球並みの暮らしやすさに
金星を改造するのは
そう簡単にはいかないハズ・・・。

遠い将来には、
ぜひ実現してもらいたいモノだ。

そんな中、
ニュースを見ていて、
気になる点をひとつ発見。

「金星の1日は1年より長い」・・・らしい。

言ってる意味がわからないと思うが、
つまり金星自身が1周(自転)するより、
金星が太陽の周りを1周(公転)するほうが早く、
地球人の感覚で、1回の自転を1日、
1回の公転を1年とした場合、
前述の「金星の1日は1年より長い」という
不思議なことになってしまうのだ。

ちなみに、地球の時間感覚で計算すると、
金星の1日=地球の243日、
金星の1年=地球の225日に相当するらしい。

・・・で、気になるというのは、
いろいろなハードルを全て解決して、
仮に金星に移住が可能となった場合、
ヒトの生活サイクルはどうなるのだろうか?

地球の時間(24時間=1日、365日=1年)を
そのまま金星に持ち込んだとしたら、
金星の動きを全く無視することになって
感覚がおかしくなる。

金星の自転と公転に合わせたら、
1日が243日・・・って、
ほとんど拷問に近い・・・

1日より1年のほうが短いカレンダーは
どう表現するのだろう?

悩みは尽きない・・・が、
まぁ、それまで生きてないか。


<今日の逸枚>
JR横浜駅の横須賀線ホーム。
上りと下りのホームが、
向かい合わせに同居。
幅が狭くて人がごった返し、
以前から危険が指摘されていた。
この度、ようやくその幅が
拡張されたのだが、
その幅がハンパない・・・。
こんな幅広のホーム、
他には知らない。

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