2009-03-22

美人OL湯けむり旅情殺人事件

桜も開花した
世間での3連休。

土日を連休にして、
かねてから計画していた
湯河原への温泉旅行へ。

旅行というと、
いつもは大統領の
スケジュールのように、
分刻みの行程表を立てて、
旅のしおりを作れるくらいの
計画を立てるのだが、
今回は「湯河原の原泉宿に泊まる」
・・・ことだけを決めて、
時間の止まった温泉街で
思考回路を停止する。

そこはまるで、
ブログのタイトルにあるような
サスペンスドラマのロケ地・・・。

路地から船越英一郎が
飛び出してきても
自然すぎて気付かないだろう。

本能のままに、
食べたいものを食べて、
とろりとまとわる透明な湯に入り、
寝転がってテレビを見て、
地元の土産店をブラブラする。

これ、これ!

何もない環境で
時を過ごすことの贅沢さを
最近忘れかけていた。

何もない・・・と言っても、
普段周りにあるものが
ないのであって、
普段周りにないものが
たくさんあるのだ。

今回お世話になった原泉宿は、
8部屋だけのこじんまりとした佇まいだが、
お湯の成分がボクらの肌に合ったようで、
心も身体も、滞在中ずっと、
ポカポカ、ふわふわ、うるうるしてた。

帰りの道中では、
小田原に立ち寄って、
名産の金目の煮付けと、
地アジの天丼を食し、
鈴廣のかまぼこ博物館を見学し、
小田原城では遠く戦国時代に、
想いをめぐらせる・・・。

家に着いても、
ポカポカ、ふわふわ、うるうる
・・・が続いている。

湯治、いいじゃん。

また行こう。

<今日の逸枚>
明かりの灯る欄干と、
やさしく佇むバス停。
耳からは川のせせらぎと、
夜風のそよぐ音。
22時、湯河原での1コマ。

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