2008-11-30

現代芸術の感じ方

霜月、最後の日。

隣りに完成した分譲地では、
早くも1家族目が引越をしてきて
片付けに精を出している。

ボクが住宅営業だったときも、
年末までに引越をして、
正月は新居でむかえたい
・・・という要望が、
4月の新学期までに
・・・という要望についで
2番目に多かったように
記憶している。

裏手のS田さん宅では、
ここ2年ほど途絶えていた
X'masのイルミネーションの飾付に
家族みんなで精を出している。

前に住む親せきに
春先、子供が産まれたので、
喜んでもらおうとしているようだ。

諸々とご近所さんたちが、
年末に向けての準備に取り掛かる中、
我が家はのんびり家族サービスデー。

昼からは、
3年に1度の現代芸術の祭典、
「横浜トリエンナーレ」を見学しに
横浜の会場へ出向く。

新港埠頭のメイン会場をはじめ、
赤レンガ倉庫、大桟橋、ランドマークタワー・・・など、
横浜に点在する観光スポットが
会場として使用されいるので、
それらを巡るだけでも結構の運動になり、
今日などは空気が澄んでいて、
とてもキモチいい。

映像、グラフィックデザイン、
パフォーマンス、オブジェ、音楽・・・。

“現代芸術”とひとくくりに言っても、
そこには決められた枠は無く、
誰かが何かをアウトプットしたら、
それがもう“現代芸術”であり、
それが“作品”となる。

右脳を大いに刺激され、
考えさせられることも少なくなかった。

いろいろ感じたことを、
ここで説明するのは意味がないと思うが、
ひとつだけ言えること。

・・・それは、
『自己主張しすぎの作品』や
『訴えたいことが露骨にわかる作品』は、
ココロに届きずらい・・・ということ。

これは、
ボクの感想であり、
それぞれの受取り方によっても違うと思うが、
『過ぎたるは及ばざるがごとし』
・・・って感じだろうか。

まとまらなくなってしまったが、
気張らず、誇張せず、
ありのままに、自然体であることが、
作品を生み出す上でも、
人生を歩んでいく上でも、
重要なんだってこと。

一見、遠回りなようでも、
それが一番の近道なんだなぁ。

実践、実践・・・。


<今日の逸枚>
横浜新港埠頭の先端部に鎮座する
荷揚げ用の巨大なガントリークレーン。
トリエンナーレ開催期間中以外は
立ち入り禁止となっている区域なので、
こんな近くで見上げるのは初めて。
“あぶない刑事世代”のボクらは、
横浜の港湾施設や倉庫を見ると、
「タカ~」「ユウジ~」の声が
幻聴のように聞こえてくる。

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