2008-10-08

ヘアカラーリスト

弟がやってきた。

弟といっても、
2年前にできた弟、
妻の弟で、
高知にいる義弟のこと。

広末涼子ちゃんが、
1年に1回は髪を切りにくるという
モッズヘア高知店で
美容師をしているのだが、
昨日、横浜アリーナで、
ヘアスタイリストのコンテストがあり、
そのイベントに参加していたらしい。

そして今日、
急遽、自由時間が取れたらしく、
急遽、連絡をくれて、
急遽、我が家へ立ち寄ってくれた。

妻の両親と妹は
すでに遊びに来ていたが、
なにぶん弟は美容師の卵だったので、
仕事の忙しさがハンパなく、
これまでは時間が取れなかった。

それが今では、
モッズヘア高知店の枠を超えて、
四国内でも自身の居場所を確立していた。

ヘアカラーリスト。

美容院で髪を染める際に、
髪の質やその日の気候、
傷み具合などを総合的に判断して、
色彩学の知識を活かして、
最善のカラーをピックアップし、
最善の技術で染め上げるスペシャリスト
・・・のことだが、
このヘアカラーリストという肩書の専門家が、
数えるほどしかいないらしい。

欧米では一般的な職種なのだが、
日本においては、
髪を洗い、マッサージをし、
髪を切り、そして髪を染めるまで、
そのすべてをヘアスタイリスト、
つまり美容師さん1人がこなすことになる。

当然、その1つ1つの仕事は、
深くつきつめて極めるまでにはならず、
「それなり」・・・の段階で止まってしまう。

最近、首都圏では、
その技術が注目され、
増えてきているヘアカラーリストだが、
関西以西、とくに四国においては、
片手ほどしかいないらしい。

その1人が弟だ。

ひょんな流れで、
結婚する前の妻と一緒に、
色彩の講座を受講したことがきっかけで、
髪を染める専門家になろう
・・・と決意したのだが、
その選択が正解だった。

どの業界においても、
ゼネラリストが淘汰され、
スペシャリストが生き残る世界に
なってきたんだなぁ。

スペシャリストとして
自宅でデザイン業務をしていたおかげで、
こうして弟と会うこともできたし・・・。

これからも一本の道を
極め続けていこう。


<今日の逸品>
正方形の外観が特徴的な
住宅商品のパンフレット。
正方形の組み合わせだけでデザインした
数十種類のパターンの中から選んだもの。

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