2008-06-26

スタートの予感

街づくり・・・と一言にいっても、
そのくくりが大きすぎて、
なかなか全体像やそのスタートが見えにくい。

ただ、グラフィックデザイナーとしての街づくりは、
これまで何度となく繰り返してきたので、
そのスタートの合図は、
肌で感じることができる。

今、まさに新しい街づくりがスタートした。

ボクにとってそれは、
027氏からの新しい依頼から始まる。

次に仕掛ける分譲地の
ロケーション調査をして、
そこに住むターゲットを調べて、
背骨の通ったコンセプトを定めて、
心に響くキャッチコピーを決めて・・・と、
ここまでは同行したりしなかったりだが、
その次の商品開発と平行して発生する
027氏のアタマの中を“ビジュアル化”することが
ボクにとってのスタートの合図だ。

分譲地のロゴ、
のぼり、横断幕、野立看板などの外装品、
ホームページのTOPページ、
モデルハウス内外の看板・・・と、
この辺りが街づくりの
初期段階で発生するデザインの数々。

これから始まる新しいプロジェクト、
その先の、人々が暮らす幸せな街並みを想像して、
ワクワク、ウキウキしてくる瞬間だ。

一方で、
その初期段階のデザインの数々が、
新しい街のイメージを決めてしまうので、
ドキドキの瞬間でもある。

ともあれ、
新しい街づくりの一部を担える喜びをかみしめながら、
デザイン、デザイン・・・の日は続く。

<今日の逸品>
先日の逸品で紹介した
ブックカバーデザインの別バージョン。
携帯で話す真剣な女性と、
そのアタマに重なる変なロゴの対比。
写真選びに1日を要した苦い思い出が蘇る・・・。

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