2008-05-16

自然浄化作用

我が家の目の前を
鎌倉湖を源流とする
「砂押川」という川が流れている。

上流付近の砂を
次から次へと運んでくるので、
その名前が付いたらしく、
うちの祖父もよく川面に降りていき、
コンクリートをこねる際や、
庭の砂を補充する際に、
利用させてもらっている。

以前は市が放流した鯉が、
我が家の前まで泳いできていたのだが、
2年前、洪水を防止するために施した護岸工事以降、
下流に下っていってしまい、
なかなか上がってこなくなってしまった。

それがここ最近は、
何十匹もの群れになった鯉が
キモチ良さそうな姿を現すようになった。

以前、祖父の仕事だった
鯉へのエサ撒き(パン屑やポップコーン)も復活して、
張り合いが出てきたようだ。

護岸工事の際には、
土が掘り返され、水はにごり、
コンクリート成分などが沈殿していたが、
それ以降、雨が降る度に次第に浄化されていき、
また鯉が生活できる環境に戻ったのだろう。

本来、自然がもっている自然浄化作用が
その力を発揮できたということは、
人間の影響力が度を越えていなかったということ。

ボクはまだ見たことがないが、
ホントかウソか・・・毎年ホタルの目撃情報がある川なので、
その環境はずっと子供たちの代まで
残さなければならない。


<今日の逸品>
過去最高に時間のかかったチラシの裏面。
B3サイズという紙面と、先方担当者のこだわりと、
内容の細かさと、コミュニケーションの取りづらさによるもの。
ただ、デザインに費やす時間は
求める結果とは比例しない・・・。

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