2008-05-17

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祖父の四十九日法要のため、
早朝3時起きで、日光へ向かう。

走ること3時間で、
2ヶ月ぶりの栃木県の実家へ。

同じ関東にあっても、
標高が高いだけあって、
こちらの朝の空気はキーンと冷たい。

先日東京で冷え込んだ際には、
日光連山では雪が降ったらしく、
山の頂付近には、
うっすらと白いものが残っていた。

四十九日の法要は、
祖父の行き先が決まる
仏教的には最も重要な日なので、
故人の成仏を願い、
極楽浄土へと行けるよう、
親戚一同で、
南無阿弥陀仏・・・を心から唱える。

菩提寺の如来寺には、
今回初めて訪れたが、
檀家の数も多く、
地元では大地主である寺だけあって、
手入れされた広大な庭や、
咲き誇る色とりどりな花、
何気なく置かれている調度品の数々・・・は、
日常からはかけ離れた、
まさにこの世とあの世の間に存在する
道標のようだ。

なかなか会って話す機会は少ないが、
こうして集まった血のつながった方々との
縁や繋がりを大事にしながら、
今後も頑張っていきましょう。

おじいちゃんのお陰で、
こうしてみんなで食事をしながら、
有意義な時間を過ごせることに
感謝、感謝、感謝。

次のイベントである8月の初盆会まで、
極楽の温泉にでもつかりながら、
ゆっくり休んでいてくださいね。

南無阿弥陀仏。

南無阿弥陀仏。

南無阿弥陀仏。


<今日の逸写>
日光の実家前の田には、
ゴールデンウィークに植えられた
まだ小さい稲の葉が、
春風で小刻みに揺れていた。
それにしても、
カエルの合唱が賑やかだ。
奥に見える木々が、
かの有名な花粉症発見の地
「日光杉並木」である。

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