2007-11-05

シルクドソレイユ

6月に行ったロス~ラスベガスの新婚旅行で、
一番心を撃ち抜かれたのは、
ハリウッドでもなく、
グランドキャニオンでもなく、
シルクドソレイユのショーだった。

旅行前、日本で何度チャレンジしても
チケットが取れず、
あきらめていたのだが、
ラスベガスの旅行代理店の人に、
いろいろと奔走してもらい、
キャンセルになった2席が手に入った。

しかも、申し訳ないほどの良い席が・・・。

CGを見ているかのような
人間には考えられない動き。

コトバは一切発しないなのに、
身振りと表情だけで、
ストーリーを組み立てていく表現力。

1時間半くらいの時間だったと思うが、
その間、まばたきも呼吸も
止まっていたような感覚である。

その世界最高峰のサーカスショーに出演している
唯一の日本人が、昨日の「情熱大陸」で特集されていた。

37歳のバトントワラーで、
「KA(カー)」と呼ばれるシルクの演目の中で、
2人しかいない主人公の中の1人を演じており、
ソロでの時間も一番長かったように思う。

バトントワリングの世界大会で何度も優勝したが、
日本では、年に数回のバトントワリングの公演と、
あとは、バトンの先生としか活躍の場がなく、
自分の表現の場所を求めて、
シルクドソレイユの門をたたいた。

その結果、今やバトントワラーとしては、
世界で一番有名な女性になってしまった。

どこかの雑誌にも出ていたが、
シルクドソレイユの出演者の多くが、
「パフォーマー」という肩書きを名乗っているのに、
彼女は自分のことを今でも「バトントワラー」と言っている。

今回の特集を見て、
感動がよみがえってきた以上に、
彼女の生き方の中に多くの気付きを得ることができた。

スペシャリストになること。

その先に挑戦しつづけること。

初心を忘れないこと。

ラスベガスに行く際には、ぜひ。

シルクドソレイユ
「KA」inMGMグランド


<今日の逸品>
自社デザインアパートに入居いただいた方に、
20枚ずつプレゼントし、
「引っ越しました」のお知らせに使っていただく、
アドレスカードと呼ばれるツール。
このちょっとした心配りが大好評となる。

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