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ついでに購入心理
チラシの紙面構成を考える際や、営業のストーリーを検討する際に重要なのが、お客様の心理状況である。
例えば、先週の「逸品」で紹介した和歌山のチラシ。チラシを手に取ったお父さん・・・。「休みだし、子供たちをどこか連れてってやらないとなぁ」「妻もそろそろマイホームが欲しいって言うけど、 住宅展示場回るのも面倒くさいよなぁ」「ん?橋本!?新しい街区の発表会か、いいなぁ」「ちょっとドライブで立ち寄るのにはちょうどいいかも・・・」「近くに紅葉の名所もあるし、 子供たちが喜びそうなイベントやってるし、 新しい家も見学できるし、 (何より金がかからなそうだ・・・)」「愛する家族と来てください・・・かぁ。 よし、今週は家族サービスだ!」これで、見込み客1組ゲットとなる。地元のスーパーで夕飯の買い物をしていて、今日はやけに店側の「ワナ」がひしひしと伝わってきた。鮮魚コーナー、脂ののってそうな秋刀魚の隣に5センチほどにカットされた大根。特売の納豆が積まれた陳列棚の隣には、今流行りの「納豆専用ダシ醤油」。通常1/2にカットされているカボチャは、丸のまま山と置かれ、隣にはカボチャを“顔型”にくりぬく「カタヌキ」。日本で一番有名になった宮崎地鶏の真空パックの隣には、たけし軍団出演のDVD・・・。うん、なかなか知恵を使っているが、今日はワナには掛からなかった。ゴメンナサイ。<今日の逸品>今では全国各地に広がる、モデルハウス前に掲示する「吹き出し付プラン看板」・・・の第1号。その間取りでの暮らし方や、プランのポイントを紹介し、設計士&工事担当が顔写真と共に思い入れを語る。営業マン以上にコンセプトを正確に伝えてくれる働き者である。
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