我が家で一番元気があり、
地元でも人気者の自慢の祖父。
・・・でも、今年は様子が違う。
親戚が社長をしている隣にある会社で、
清掃のアルバイトをしていた昨年までは、
いきいきと動き回っていた。
それ以降も、川に入ってゴミを拾ったり、
地域の公園の草刈りをしたり、
家周りの修繕をしたり・・・と、
とにかくじっとしているのが嫌いな祖父。
それが今は、
座椅子に座ってテレビを見て、
布団で横になって、
身体の調子がおかしいと病院に行って、
歩きづらいと杖を買って、
声が小さくなって、
ご飯も美味しくないといって、
笑顔が少なくなって・・・。
医者は言う。
「とくにどこも悪くないですよ。もう91歳ですからね。
多少調子の悪いところも出てきて当然ですよ。
いろいろ悩むことも多く、少し鬱になっているので、
食欲もなくなっているようですが」
・・・。
何ができるかわからないが、
時間が許す限り、祖父と時間を共有しよう。
祖父と話をしよう。
祖父と食事をしよう。
祖父を外に連れ出そう。
曾孫ができれば、
また張り合いができるかな。
来月には祖母の13回忌がある。
「さみしいだろうけど、
再開するのはもう少し待っててね、おばあちゃん」
<今日の逸品>
和歌山の大型分譲地。
新しい街区発表を告知するB3サイズの折込チラシ表面。
秋らしさを紙面内に表現しながら、
「愛する家族と来てください」のコピーで、
二匹目のどじょうを狙う。
「頭の良い子が育つ家」VS「頭の良くなる家」
コンセプトでガチンコ競合となるF住宅には負けられない。
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