2011-09-04

大船駅前再開発についての一考

今日は、
地元JR大船駅近辺の
再開発について一考。

東海道線、横須賀線、
京浜東北線、湘南モノレール、
(以前はドリームランド
モノレールも!)が乗り入れる
ターミナル駅の大船は、
頓挫した田園都市構想を皮切りに、
松竹大船撮影所を基点とした
日本のハリウッド化、
駅前の高層ビル群化…と
構想が出来ては
計画通りに進まず…を繰り返して、
現在に至っている。

バブル経済の崩壊や、
リーマンショック等の
経済状況の変化も
大きいかもしれないが、
鎌倉市と横浜市にまたがるという
特殊な立地状況や、
西側にすぐ川があるので
発展の妨げになっているという
専門家の意見もある。

まぁ、良いのか悪いのか、
その混沌とした状況が
今の仲通商店街に代表される
カオスで不思議な魅力ある“大船”を
つくり出しているのも事実。

そんな中、ここにきて再び、
東口の再開発計画が進み出した。

第一街区としてルミネが完成して以来、
ずっと止まっていた計画。

駅前一帯を
一度にスクラップ&ビルドで
開発しようというのは、
大きな工場の撤退跡などには
向いているのかもしれないが、
大船のように権利者が入り乱れる場所では
さすがに話が進まなかったようだが、
今回はいくつかの街区に切り刻んで、
話のまとまった場所から
順次開発を進めていくらしい。

大船近隣に住まう
友人らの意見を総括すると、
「開発には賛成but注文アリ」
…といった雰囲気。

駅前の駐車場や駐輪場が
慢性的に不足している状況や、
駅前の県道の幅員が狭く
渋滞している現状などを考えると
再開発は必要だが、
再開発によって個性を失った
隣りのT塚駅のように、
画一的な表情には
なってほしくない、
仲通商店街のような
ゴチャゴチャ感にある
大船の良さも残してほしい
という複雑な想いだ。

また頓挫となるのか、
今度は前に進むのか、
地元の仲間とともに、
長い目で見守っていこう。


<今日の逸枚>
こちら一足先に開発が進み、
今月から供用が開始された
大船駅西口のペデストリアンデッキ。

こちらも一進一退の結果の
仮の姿といったところ。

本来、西側の川にフタをするなり、
JRの用地を活用するなりして、
横浜市と鎌倉市で協力して
駅前交通広場を整備する予定が、
いっこうに話が進まない。

そこで打開策として、
少し離れた場所で
まとまって確保できた土地に
バスターミナルをつくり、
そこまでを長いペデストリアンデッキで
結ぶという結果に至る。

景観に配慮したとはいうが、
大船観音のお膝元の
人工的な大規模建築物には、
賛否両論の嵐。

再開発って難しいですね。

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