2010-02-09

高校入試と営業活動

今の時代は
変わってしまったようだが、
ボクらが中学生の時、
“神奈川方式”という名の
高校入試システムがあった。

一発勝負の選抜試験と
場合によっては、
プラス面接で決めるのが、
当時、高校入学のための
一般的な関門だったようだが、
なぜか神奈川県だけは違ってた。

5教科(英数理社国)による
いわゆる入学試験が30%、
中学2年時に受ける
「アチーブメントテスト」・・・と
呼ばれる9教科のテストが20%、
そして、通常の中学生活で
受け取る通知表の9教科の採点
(内申書)が50%・・・という
比率だったと思う。

つまり、
一発勝負による
“運”の要素を極力排除して、
学校生活を全般的に頑張っている学生を
評価しようという寸法だ。

普段の学校生活で
そこそこ頑張っていれば、
当日の試験で多少失敗しても合格できる。

賛否両論あるようだが、
ボクにはこの方式が合っていた。

しかも、ボクに追い風だったのが、
この50%を占める内申書の計算式・・・。

入学試験の5教科に
含まれていないという理由で、
その他の4教科(体育、音楽、美術、技術家庭)
の採点が2倍で計算されるのだ。

主要な5教科よりも、
こちらの4教科のほうが
性に合っていたボクは、
クラスで1、2という秀才くんよりも、
内申書の持ち点が高くなるという
不思議な逆転現象を見方につけて、
5教科一発勝負の試験では、
おそらく入学することができなかった
藤沢本町にあるS高校に入れた。

めでたし、めでたし・・・。

・・・今日、
銀座オフィスで
027氏と打合せをした帰り道、
マチクリの営業スタイルを
客観的に考えていて、ふと、
「神奈川方式の高校入試に似てるかも・・・」
と思ったので、忘れないように
ここに書いてみた。

新規の顧客を獲得するため、
一発勝負のDMや広告だけに頼るのではなく、
日々のクライアントさんへの支援の中で、
成果につながる企画やデザインを追及していって、
その姿勢や成果に共感してくださった
クライアントさんが継続依頼をしてくれたり、
別のテーマの受注に繋がっていったり、
他のクライアントさんを紹介してくれたり・・・。

実際、後者のほうが、
マチクリの営業構造の
幹となっている。

・・・そしてその中で、
グラフィックデザインを担当している
ボクにとっての“営業”とは、
クライアントさん、そしてその先の
エンドユーザーに喜んでもらえるデザイン、
成果・数字につながるデザインを
日々、産み出し続けていくこと・・・。

なんだ・・・いろいろ考えてみたけど、
結局、中学のときと一緒じゃん。

今でも、
この方式がボクにとって追い風と信じて、
コツコツと内申点を稼いでいこう。


<今日の逸枚>
・・・そんな学生時代、
横浜博Yes’89が開催されていた
みなとみらいの北の端にある
横浜Fマリノスの練習グラウンド。
ミスターマリノス木村和司が
今期から監督になった影響で、
練習の見学者も増殖してるらしい。
ボクが立ち寄った際にも、
キーパーの練習相手で監督自ら
伝説のフリーキックを蹴っていた。
今年は期待できるかな・・・。

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