2009-07-28

将来の夢

なんか、
小学生の作文の
タイトルのようだが・・・。

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※以下、いつになく長文なので、
時間に余裕のある方だけ、
読み進めてください。
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ここ2、3年、
「将来の夢は何ですか?」
・・・と聞かれると、
太平洋を望む高台の土地で、
自給自足しながらのんびり暮らす
・・・と答えている。

野菜を育てたり、
皿や茶碗を作ったり、
絵を描いたり・・・と、
今でいうスローライフが
性に合っているというのもあるが、
ネット環境が浸透したことも
ボクの将来像に
大きく影響している。

いくらスローライフが
性に合っていると言っても、
野性人ではなく現代人なので、
情報やコミュニケーション無しでは
ボクは生きられない。

ITが進歩してくれたおかげで、
気ままな自由を満喫しながらも、
時代に乗り遅れることなく、
ときには仕事もしながら、
親友との関係も変わらずに保ちながら、
いわばイイトコ取りの生活が
できるようになったのだ。

・・・だから、
今時点で将来の夢は?と聞かれれば、
現実的な夢として、
そう答えられるようになった。

もう1つ、
最近追加した将来の夢。

生涯、グラフィックデザイナーで
あり続けること。

今、住宅関連のデザイン業務が多く、
住宅購入者のボリュ-ムゾーンが、
ちょうどボクらの年代から40代辺りなので、
その世代にウケるデザインテイストや
流行の表現方法、購入者の志向性などは、
まさにボク自身の感性と合致するので、
アタマを悩ますことなくスーッと入ってくる。

けれど、自分が50代、60代・・・と年を重ねていけば、
さすがに30代の購入者が考えているコトなど、
わからなくなってしまうので、
次の世代のグラフィックデザイナーに
バトンタッチを・・・と考えていた。

でも待てよ・・・。

確かに、
ずっと30代・40代向けの
デザイン物を生み出していくのは、
“老練デザイナー”には限界があるが、
自分の年代向けのデザインを
その年代、その年代ごとに
常に生み出していくなら、

その感性も常に合致する訳だ。

70歳の心にグッとくるような
デザインを生み出す感性を持っているのは、
間違いなく30歳のデザイナーではなく、
70歳のデザイナーである。

しかも、ボクらの年代は、
第二次ベビーブームの頂点・・・
常にボリュームゾーンときてる。

コレだ。

前にも書いたが、
大手広告代理店の中では、
グラフィックデザイナーという肩書きは、
下っ端、見習い、アシスタント
・・・的なニュアンスがあり、
次のステップとして、
自分の手は動かさない
アートディレクターや
エグゼクティブディレクターなどへ
キャリアアップしていくのが
通常の流れだが、
ボクはあくまで
“グラフィックデザイナー”で
あり続けよう。

還暦を迎えたグラフィックデザイナー
・・・なんか響きはカッコイイが、
ディスプレイの細部を見分ける目、
細かいマウスの動きに対応する手、
バージョンアップしていくソフトについていく頭
・・・など、身体的な能力はついてこれるのかな?

ボケ防止には良さそうだけど・・・。


<今日の逸枚>
最近、強風が吹き荒れていたので、
いつも以上にクルクルクル・・・と
休む間もなく飛び続けていた
庭の木製風見鶏(風ぐるま?)。
そのうちホントに飛び立ってしまいそうな勢いだ。

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