騒音ＶＳ集中力

外が騒がしい金曜日。

仕事モード全開で、

ＭＡＣに向かう。

今日は朝８時から

隣りの建売４棟現場のうち

残った後半の２棟で、

建築足場を組み上げていた。

鎌倉は午後から雨の予報なので、

少しフライングで作業を開始したのだろう。

鉄のパイプがぶつかり合う

「カーン」という金属音や、

足場の受け渡しを行うボスとアシとの

「ホイッ」「オスッ」の掛け声。

昼過ぎには、

「北風小僧のカンタロー」を

大音量のスピーカーで流しながら、

流しの灯油屋が町内を回ってくる。

マウスを動かしながら、

「♪きたか～ぜ、こぞうの、かんたろ～」という呼びかけに

つい「♪かんたろ～」と返している自分がいる。

こんな歌を聴くのは、

おそらく小学生以来だが、

記憶の奥の奥の引き出しに

残っていたのだろう。

人間の記憶力って、

意外と高機能だ。

夕方、急に風向きが変わって、

つい今の今まで真っ青だった秋の空が

あっという間に真っ暗になったかと思うと、

雷鳴とともに大粒の雨が

西側の窓を叩きつける。

iPodで流していたサザンのベストが、

全く聞こえなくなるほどの勢い。

ペアガラス＆ＡＬＣの家の中で、

これだけうるさいってことは、

以前の築５０年のスギ板＆トタンだったら・・・

考えるだけで恐ろしい。

ＭＡＣと睨めっこを続け、

気がつけば夜。

ボス＆アシも、

カンタローも、

雷太も姿を消し、

外は静まりかえっていた。

人間の集中力って、

意外と高機能だなぁ。

＜今日の逸枚＞

横浜トリエンナーレの帰りに撮影した

みなとみらいの風景。

ゆずの「桜木町」が

アタマの中をずっと流れててくる。

「♪初めて君とくちづけた

桜木町で最後の手を振るよ～」