2008-11-24

アンディ・サワーってヤツは・・・

お世話になってる先生に
お誘いいただき、
立ち技の世界最強を決める
シュートボクシングのトーナメント
「S-Cup2008」を観戦する。

レーザー光線と音による
入場時の演出あり、
プロバスケBJリーグの
チアリーディングショーあり、
ラウンドガールによる
目の保養あり・・・と、
会場全体を埋め尽くした
満員の観客を楽しませる仕掛けが
随所に盛り込まれており、
デザイナーとして見ても
感性を磨くヒントを
たくさん貰えたイベントだった。

・・・が、
何よりも心を動かされたのは、
言うまでもなく真剣勝負の
試合そのものである。

決勝トーナメントに登場してきた8人には、
それぞれ背負ってきたプライドと、
それぞれのストーリーがあり、
また、この「S-cup」のトーナメントの中でも、
新しいドラマが描かれていった。

ただ、大衆受けを狙うTVドラマのように、
ハッピーエンドで終わらないのが、
真剣勝負のスポーツというもの。

前回王者の緒形さんが
アンディ・サワーの一撃に
ノックダウンしたときには言葉を失ったが、
試合後、リング上の喜びの輪から一人抜け出し、
起き上がらない緒方さんを気遣い
一所懸命タオルで風を送るアンディの姿を見て
とても清々しい気持ちになった。

10試合以上を観戦して
決勝まで見終えた後には、
フルマラソンを完走した直後のような疲れが
身体全体にドッと押し寄せてきたが、
同時に、心地よい達成感を得た
最高の1日であった。


<今日の逸枚>
「S-Cup」の会場となった
さいたまスーパーアリーナ。
試合会場となった
この巨大な空間全体が、
目に見えないエネルギーで
満ち溢れていた。

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