秋の連休。
年末年始や盆休み、
GWなどのおっきな連休は、
妻の実家への高知旅行(?)
と決まっているので、
その間の休日では、
可能な限り小旅行&近場デートに
繰り出すようにしている。
今回は、
近くてなかなか行く機会のなかった
山岳信仰と伝説の山、
高尾山への小旅行へ出掛ける。
高尾山は古く奈良時代に開かれ、
紅葉の名所として有名だが、
時期的には半月ほど早い。
それよりも、
森林の中でいっぱい
深呼吸をしたかったのと、
無性に山を登りたくなったので、
このコースをピックアップ。
澄みきった空気と
抜けるような青空の下に、
集まる人、ヒト、ひと・・・。
三連休の中日だけあって、
GWの鎌倉中心部並みに
ごった返していたが、
さすがにこのマイナスイオンの中では、
ストレスにならない・・・。
自然のパワーである。
山を登る・・・という同じ目的で、
その時間を共有するヒトみんなが、
仲間に思えるから不思議だ。
1時間半待ちの
ケーブルカー&リフトの行列を横目に、
ボクらは自分の足で登っていく。
都心から近い
ミシュラン3つ星の観光地だけあって、
一口に山登りといっても、
その人種は多岐にわたっている。
ベビーカーを押す若いお母さん集団、
表参道でのショッピングと
勘違いしたような服装のカップル、
木の枝でつくった即席の杖を片手に
超スローペースで登っていくご老人・・・。
途中、
かなりの急坂や
足場の悪い箇所もあるが、
これらの場違いハイカーでも、
時間さえかければ
みんな頂上に到達できる
懐の深い山であった。
眼下に広がる都心の景色、
峠で食べた手作りの持参弁当、
薬王院での天狗の伝説、
色づきを待つ木々の面々、
帰りのリフトから見た夜景・・・、
そして帰れる距離ながら
あえて都内で1泊するプチ贅沢気分。
秋の小旅行もいいもんだ。
<今日の逸枚>
下山して後ろを振り返る。
6時前なのに、もうこの暗さ。
陽が沈んだ後の高尾の参道も、
趣と情緒があっていい雰囲気だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿