2008-01-29

豚もおだてりゃ木に登る

チビだった頃、
はまっていたアニメがある。

タツノコプロの作品、
「ヤッターマン」だ。

1977年~79年まで
108回も放映されていた
言わずと知れた人気アニメだ。

小学校低学年で見ていた記憶があるので、
おそらく再放送だったのだろう。

水戸黄門にも通じる、
毎回お決まりのストーリーに沿った
勧善懲悪のわかりやすさ。

ドロンジョ、ボヤッキーなどの
敵ながらも愛嬌のある名脇役。

子供ながら世界に目を向けるきっかけとなった
世界中の歴史や出来事をパロディにしたエピソード。

そのどれもが、
これだけのお化け番組にのし上がったポイントだが、
一番のヒットのツボは、耳に残るフレーズだろう。

「豚もおだてりゃ木に登る」
「アラホラサッサー」

「ポチっとな」

「お仕置きだべ~」

「今週のビックリドッキリメカ、発進!」

「全国の女子校生のみなさん~」

「この、スカポンタン!」

広告においても、CMにおいても、歌においても、
ヒットするものには、全て耳に残るキャッチコピーがあるもの。

「○○を一言で言うと?」

・・・デザインの仕事をしていると、
いつもアタマの片隅にわきあがるクエスチョンである。

この1月から、
この「ヤッターマン」が30年ぶりに復活した。

30歳も半ばに差し掛かった「オトナ」が
久しぶりにチャンネルを合わせて見ても、
懐かしさと共に、やはりその完成度の高さには驚かされた。

来年には、実写版映画にもなるという。

時間の許す限り、
本中の子供たちと、この30分の時間を共有して、
「ヤッターマン」の成功法則を学び取りたい。

当時、初めて買ってもらった「超合金」(今でもあるのだろうか?)が、
犬型メカ「ヤッターワン」だった。

もうどこかにいってしまったが、
今残っていたら、4~5万円で売れたかもしれない・・・。

ん~、惜しいことをした。


<今日の逸品>
高台にある分譲地ロゴのデザインボード。
見晴らしの良さを切り口にデザインイメージを固めたもの。
コンセプトは良かったが、もう手遅れだった・・・。
頑張っても報われない仕事は、
蓄積する疲労も大きかったように思う。
芸術家とGDの違い。

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