2007-12-17

80%の力

週末からずっと
かかりっきりのデザインに、
ようやくゴールが見えてきた。

年明けに発表となる
杉並のデザイナーズ分譲住宅の
折込チラシのデザイン。

以前に、RC住宅のチラシをデザインしていたときは、
10回、20回・・・と、社長の納得するまで、
修正に修正を重ねたものだったが、
今思えば、よくそこまでのこだわりと
時間があったものだと感心する。

今回のデザイン業務は、
その頃の想いが重なるような、
ガツンと食べ応えのある仕事となった。

デザインして、データを送付して、
校正して、依頼を受けて、修正して・・・を
繰り返していくうちに、
「製作会社のグラフィックデザイン業務って、
そう言えばこういう流れだった」という当たり前のことに、
改めて気付かされた。

コンサルティングの付帯業務としてのデザインは、
あくまでサービスの一環であり、
経験とひらめきをカタチにすれば、
それだけで喜んでいただけた。

一方、単独でお金をいただくデザイン業務に関しては、
当然、頼むほうも真剣になる。

その真剣さに答えようと、
こちらも全力を傾ける。

ただ、気を付けなければならないのは、
全力を傾けすぎて、
全体像が見えなくなってしまうこと。

要望に応え過ぎて、
まとまりがなくなってしまうこと。

ひらめき時には尖っていたアイデアが、
弄っているうちに、だんだん丸くなってしまうこと。

この3年間で学んだ
これらのポイントに気を掛け、
常に80%の力で取り組むことを意識しながら、
最後のゴールテープを切るまで頑張ろう。

どうやら、
いいデザインに仕上がりそうな気配だが、
集客に繋がるかどうかが全て。

結果は年明けにやってくる・・・。


<今日の逸品>
某住宅会社「商品概要シート」の
表紙デザイン。
今回、レイアウト・デザイン勉強会用に、
資料をまとめることになったのだが、
その際にキーワードとなったのが、
「グリッド・システム」。
こうしてみると、当時(3年前)から、
無意識にグリッドを活用していたことがわかる。
良いものは時代を超えた
普遍性があるものなのだ・・・。

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