2010-09-27

売国奴???


ここ一週間ほど、
ブログもツイッターも
ニュースも新聞も、
尖閣問題に関して
あぁだ、こうだ、
どうした、こうした…と
意見が飛び交っている。

国境の問題が絡むと、
オリンピックやW杯以上に
誰もが熱くなるのが当然だし、
スポーツのように誰もが
納得する統一のルールで
決着が付けられないから、
何ともタチが悪い。

日本で産まれて、
日本国内で育ったボクは
当然日本側の
言い分や説明のほうが
もっともだ…と頷けるし、
正当性があるように感じる。

だがもし、
ボクが中国に産まれていたら
中国側の言い分や説明に
そうだ、そうだ…と
なっていたのかもしれない。

これまで
中国はいい加減で、
信用ならない国…と思っていて、
事実そういう国であるのだと思うが、
じゃあ日本はどうなのか。

大阪地検の改ざん事件や、
政治家の収支報告書偽装
…なんてニュースを
毎日のように目にしていると、
尖閣諸島が日本固有の
領土である歴史的事実や
確かな記載があると言われても、
それを信じていいのか…不安になる。

…で、
尖閣諸島をはじめ、
竹島、北方領土を含む
日本が抱える領土問題に
関してのボクの意見。

売国奴…と
言われるかもしれないが(笑)、
全部“はんぶんこ”にするのが、
お互いの為だと思う。

もちろん
全ての領土が
日本の帰属と認められれば、
あらゆる面で日本に多大なメリットが
もたらされるのは事実だが、
それが認められると仮定しても、
その日はいつやってくるのか?

10年後なのか100年後なのか、
1000年後なのか1万年後なのか…。

地球にも寿命がある訳だから、
地球滅亡の1年前に
日本の領土と認められたところで、
恩恵はあまりにも少ない。

お互いがお互いの
言い分を持っている訳だから、
解決が1万年後、10万年後…というのも、
あり得ない話じゃない。

時は金なり。

だったら、
ここはお互いの国が
冷静に、オトナな視点で、
メリットデメリットを皮算用すれば、
1日でも早く“はんぶんこ”にして、
その半分ずつの恩恵を
この先ずっと受け続けたほうが、
いいのではないか。

中国とロシアの間で、
長年火種となっていた
アムール河とウスリー河に
挟まれた2島の領土問題が、
二等分割することで
2004年に最終決着したが、
その後、お互いが得たものを見れば
どちらかが負けという代物ではなく、
両国共の勝利…であることは明らか。

これに見習ったら
良いと思うのだが…。

珍しく、
長々と書いてしまったが、
ま、個人的な意見です。


<今日の逸枚>
先日訪れた牧場での
ホースショーでの一枚。
やっぱり馬はサイコーだ。

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